1967年4月 全米ヒット Aretha Franklin, The Beatles他 | The 80's Hit U.S.A.

The 80's Hit U.S.A.

愛して止まない80年代洋楽ヒット(アメリカ・ビルボードTOP40)の名曲を取り上げて行きたいと思います。70年代や90年代もやります。

60年代洋楽を時系列に振り返るコーナー28回目です。

 

今回は1967年4月分になります。

 

この期間の全米ビルボード・チャートTOP40で最も上位にのぼりつめた曲の中から、私の好みの度合いで5つ星評価し、4つ星以上を推しの曲としてピックアップしますニコニコ

 

4つ星と5つ星のあいだの微妙な加点はスターで表現しています。

 

 

  2位 A Little Bit Me, A Little Bit You - The Monkees 星星星星

デビュー曲から2曲連続で全米NO1と快進撃のモンキーズですが、3曲目のこのシングルはあと一歩届かずの2位止まりでした。邦題「恋はちょっぴり」

首位は逃したもののモンキーズらしいポップで爽やかな曲で、期待を裏切らない安定感のある好ナンバーだと思います。1つ前のシングル「I'm a Believer」同様、ライターはニール・ダイアモンド。

 

 

  4位 Bernadette - Four Tops 星星星星

フォー・トップス5曲目のTOP10ヒット。

この曲の前は「Reach Out I'll Be There」「Standing in the Shadows of Love」といった代表曲が続けてヒットした絶好調期。この曲もその流れを汲んでいて基本ポップでダンサブルなソウル・ナンバーなんですが、重厚感のあるハードでエキサイティングな盛り上がりが魅力。エンディングでの、終わると見せかけてからの演出も素晴らしいニコニコ

 

 

  4位 I Think We're Alone Now - Tommy James & The Shondells 星星星星

前年のデビュー曲「Hanky Panky」が全米NO1と幸先よいスタートをきったトミー・ジェイムズ&ザ・ションデルズ。2曲目のTOP10ヒットとなったのがこの曲。邦題「ふたりの世界」

バブルガムっぽいポップなナンバーですが、曲が良いですね♪ そして何と言ってもエイティーズ・ファンには1987年にティファニーがカバーして全米NO1にしたのが印象的な出来事でしたよね~。今考えるとカバーの選曲が見事ですねニコニコ

 

 

  8位 Strawberry Fields Forever - The Beatles 星星星星スター

ビートルズの数多くの曲の中でも、これをNO1にあげるファンも多いことでしょう。
ジョンの子供の頃の体験をモチーフにした曲で、ジョンの記憶の映像の中に自分もいるような感覚に陥ってしまうような曲の雰囲気、アレンジが素晴らしいですよね。彼らのサイケ時代の実験がもっとも実った曲だと思います。

 

 

  9位 I Never Loved A Man (The Way I Love You) - Aretha Franklin 星星星星星

アレサ・フランクリン初のビッグ・ヒット。邦題「貴方だけを愛して」

アトランティック移籍後の第一弾シングルで、レコーディングはアメリカ南部マッスル・ショールズのフェイム・スタジオ。ねらいが見事に当たった感じですね。ゆったりとしたブルージーな曲調ですが、演奏とアレサの歌声が完全に一体化していて実にエモーショナルでエネルギッシュ。これは鳥肌なしには聴けないな~。レコーディングで演奏を担当したメンバーが、この曲を録音した時のことを「人類からこれほどのフィーリングが生まれるのを体験したことはなかった」と語っていたというのも分かる気がします!エアロスミスが「Honkin' On Bobo」でカバーしたときもテンションあがったな~。

 

 

  10位 Jimmy Mack - Martha & The Vandellas 星星星星

マーサ&ザ・ヴァンデラスの6曲目で最後のTOP10ヒット。

いかにもD=H=Dがつくり出す弾けるようなリズムが特徴の典型的モータウン・サウンドですね。元々1964年にはできていた曲ですが、あまりにもシュープリームスっぽすぎるってことで、お蔵入りになっていた曲を蔵出ししたようです。確かにシュープリームスっぽいポップでダンサブルな曲で、安定感のあるモータウン・ナンバーですねニコニコ

 

 

  13位 The 59th Street Bridge Song (Feelin' Groovy) - Harpers Bizarre 星星星星

ソフト・ロック・ファンにはお馴染みのアメリカ西海岸のポップ・バンド、ハーパーズ・ビザール最大のヒット。邦題「59番街橋の歌 (フィーリン・グルーヴィー)」

元々はサイモン&ガーファンクルの曲ですが、ブライアン・ウィルソンのようなアレンジで盛ってますね~。洗練された良質なポップスという感じがします。中心メンバーのテッド・テンプルマンは後にドゥービー・ブラザーズやヴァン・ヘイレンのプロデュースを手掛け、大成功します。

 

 

  14位 With This Ring - The Platters 星星星星

1950年代から活動する老舗グループで「オンリー・ユー」や「煙が目に染みる」日本でも著名なオールディーズなグループ。

66年の時にとりあげた「I Love You 1000 Times」と同路線のポップでソウルフルなナンバー。このときフワリとチャートに返り咲いたことも納得のステキな曲です♪

 

 

  16位 Beggin' - The 4 Seasons 星星星星

ヒットとしては地味ですが、このグループとしてはロックっぽいアプローチで攻めてる感じ。

ファンキーでエキサイティング。カッコいいんだよな。このカッコよさが後世に引き継がれていて2021年にイタリアのロックバンド、マネスキンのカバーが世界的なヒットになっていますニコニコ

 

 

というわけで、今回はここまで。

皆さんのお気に入りの曲はありましたでしょうかニコ