水中カメラマンのデスクワークな日々 -473ページ目

東京の紅葉&EOS 5D手ぶれ補正評価

 東京の紅葉シリーズの一環とCanon EOS 5D&EF24-105mm F4 L IS USM (手ブレ補正機構付)のテスト撮影を兼ねて、もみじの葉のアップです。


 いずれも、絞り開放F4、最望遠の105mm側、手持ち(手ぶれ補正ON)です。

 ただ、絞り開放で最望遠の最短撮影だと、被写界深度が浅く、手ぶれだかピンボケだか判らない部分もあるので、それはご愛嬌ってことで。。


 画像をクリックするとオリジナル解像度のサイズの画像が開きます。RAW→JPEG変換はデフォルト設定のままです。


 しょせんズームレンズですから、背景のボケ味はこんなものでしょうかね?
 あと、デジカメは、わりと赤色の階調(飽和付近)の評価が分かれる所ですが、Canon EOS 5Dはどうでしょう?(専門が水中なので、青色は気にしているんですが。。)




紅葉 Canon EOS 5D
紅葉 Canon EOS 5D
紅葉 Canon EOS 5D
紅葉 Canon EOS 5D

昨夜の浅草

 「東京の紅葉・シリーズ」と「東京のクリスマス・イルミネーション・シリーズ」は、ちょっとお休み。

 昨夜(夕方)の浅草(浅草寺)です。17日から開催される羽子板市 に向けて、仲見世通りの化粧が変わりました。


 Canon EOS 5Dと同時発売だった手ブレ補正機構付きのズームレンズ「EF24-105mm F4 L IS USM 」が、トラブルやら品薄で2ヶ月遅れでようやく入手できましたので、ちょっとテスト撮影です。


 ただ、せっかくの手ブレ補正機構付きですが、三脚使用です。
高価なレンズなのですが、ズームのせいか周辺光量落ちがちょっと気になります。
CanonのRAWデータ現像ソフト(Digital Photo Professional)には、周辺光量落ち補正機能が無いようですね?

(Nikon Capture Editorには、あるのですが。。)

浅草寺
浅草寺
浅草寺

「耐力」の衰え

 新居に引越ししたついでに、通っていたスポーツクラブも移りました。事務所から徒歩2~3分、新居からも徒歩5分という便利な場所です。

 学生の頃から数えて5回目のスポーツクラブの移籍です。トレーニング(特に筋トレ)は、マンネリ化すると効果が鈍ってくるのでスポーツクラブの移籍で、マシンが変わるとマンネリ解消にもなります。


 今度のスポーツクラブは、スポーツクラブ(フィットネスクラブ)としては珍しくフ リーウエイトが充実しています。フリーウエイトというのは、バーベルとかダンベルといったマシンではない昔ながら のトレーニング機器のことです。

 筋トレは、目的によってフリーウエイトが向いているものとマシンが向いているものがあるので使い分ける事ができればベストなのですが、フリーウエイトは扱いが非常に難しく (事故や怪我が多いので)いわゆるボディービルジム以外の一般のスポーツクラブ(フィットネスクラブ)で は、扱っている所が少ない(あっても軽い重量まで)のが現状です。


 私も2年前、フリーウエイトで腰を痛め、その後10ヶ月ヘルニア(坐骨神経痛) で苦しんだ苦い経験があります。不思議なことに、ある日突然自然治癒でヘルニア(坐骨神経痛)が治ったのです(本当にある日突然です)が、腰に爆弾を抱えている事には変わりはないので腰周りのトレーニングだけは慎重にや らないとダメですね。


 水中カメラマンは腰が命 ですから。


 筋トレ歴だけは、長い(20年?)ので、若い頃に比べても体力は衰えていない、 むしろパワーは勝っていると思うのですが、怪我や無茶なトレーニングに対する「耐力」は確実に衰えていると感 じます。


 スポーツ選手の多くが30歳代で引退するのは、いわゆる「運動能力」でなく、怪我や無茶に対する「耐力」の衰えが原因なんだとつくづく思うこの頃です。

水中カメラマンがNikon D200に最も関心のある性能

 先日のNikon D200発表展示会で、ちょっと批判的な書き込み をして、ちょっと恐縮してはいるのですが、まあ、実際にそう感じた事を身元を明らかにした上での書き込みなので、正当な「ユーザーの声」としてニコンさんに届く事を願っています。

 さて、このブログのアクセスログを見るとこの一週間「Nikon D200」「ニコン D200」の検索キーワードで、Googleを初めとするロボット検索サイトからの訪問が激増しています。改めて、「Nikon D200」の関心度の高さを実感しました。ちなみに「Canon EOS 5D」のキーワードからの訪問者は、その1/10です。(このブログの重み付けが「Canon EOS 5D」では低いだけなのかもしれません。)

 せっかく「Nikon D200」に関心を持っている方が訪ねてくれているわけですから、水中カメラマンが「Nikon D200」の性能に最も関心のある事、注目している性能について、書かせて頂こうと思います。

 下の作例ですが、いずれも水中からフィッシュアイレンズで水面を見上げて撮った写真です。
(ちなみに、水中写真ではフィッシュアイレンズとマクロレンズが一般的によく使われます。)

 注目すべき点は、水面の太陽周辺の階調表現です。


 Nikon D100の作例(1)(2)の太陽周辺の階調表現は、決して美しくありません。

いわゆる「トーンジャンプ」(階段状の階調)が顕著です。
 フィルムによる作例(1)(2)は、ポジフィルムをスキャナーで取り込んだものです。当然、オリジナルのポジフィルムの方が太陽周辺の階調表現は遥かに滑らかですが、スキャナーで取り込んだこの画像データでも、Nikon D100の撮影データよりは、まだマシです。

 水中カメラマンが「Nikon D200」の性能に最も注目している点は、この太陽周辺の階調表現(=ハイライトの階調表現)の一点のみだと言っても過言ではない位、全ての水中カメラマンは注目しています。

 日本のプロ水中カメラマンの間では、デジタル一眼レフカメラを使っているカメラマンは、現状極めて少数です。その理由は、この「ハイライトの階調表現」の貧弱さがまだ許せないからです。

 デジタル一眼レフカメラに未だに移行しないフィルム派カメラマンは、ライトボックス上の「オリジナルのポジ」とデジカメのデジタルデータ(PC画面やプリント)を比較して画質を判断しますので、「ハイライトの階調表現」は非常に重要視される性能です。


 D200が、多くのプロ水中カメラマンでどう評価されるのか、注目したい所です。


 ↓ Nikon D100 作例(1)
ハイライト
 ↓ Nikon D100 作例(1)の太陽周辺の拡大部
 ↓ トーンジャンプが見苦しい。
ハイライト
 ↓ Nikon D100 作例(2)
ハイライト
 ↓ Nikon D100 作例(2)の太陽周辺の拡大部
ハイライト
 ↓ フィルムによる作例(1)
ハイライト
 ↓ フィルムによる作例(1)の太陽周辺の拡大部
ハイライト
 ↓ フィルムによる作例(2)
ハイライト
 ↓ フィルムによる作例(2)の太陽周辺の拡大部
ハイライト
白トビする事は仕方ないが、その周辺部の階調が滑らかで自然に見える事が重要なのです。


D100の他の作例は、本家ホームページ

水中デジタル一眼レフカメラへのいざない 」 の中の

デジタル一眼レフカメラによる水中写真ギャラリー

にあります。


カメラマンと不審者

こども

 南の島に行くと、現地の子ども達が可愛くてついカメラを向けてしまいます。

 モルディブのような観光客が多い島では、カメラを持っていると子ども達の方から 写真を撮ってっと寄って来きます。

 目的は「チップ」。つまり「写真のモデルをやってあげるから、チップちょうだ い。」ってことなのです。

 ちょっと”すれたガキ”ですが、1ドル程度のチップで「モデル契約成立」ならば 安いものです。


 私は別に子どもが特別に好きとか、そういう気持ちはいっさいありません。

 単純に 写真(ビデオでも)の被写体として ”たまたま目の前にいる子どもが絵になる”と感じた時に撮りたいと思うだけです。

 たぶん、写真を撮っている人なら誰でも持っている感覚ですよね?


 しかし、今の日本では、大人の男性が見ず知らずの幼い子どもに声をかけると間違いなく「不審者」と思われてしまいます。

 先週に引き続き今週も幼い少女が殺害された痛ましい事件が相次いでいます。


 犯罪目的は論外だとしても、単純に「幼い少女(女児)の写真を撮りたい」という理由でも、「変質者」という目で見られてしまう世の中に今の日本はなってしまいました。


 子ども達にとっても受難な時代ですが、カメラマンにも受難な時代ですね。


 幸い、今のところは我々ダイバーが多く行く南の島では、「日本人はみんな良い人」だと思われているようです。この「日本人=良い人」神話が崩れないことを願うばかりです。


こども