(1)からの続き。



★(1)の記事





就職で社会に出た若者は、大変な現実に直面する。






上司は25歳年上・・・・



教育担当の先輩は、優しいけど、自分の不手際にイラつく・・・・



関連部署の人たちは職種が違い、志向が違う・・・・



営業で訪問したクライアントは、自分のことを信用していない・・・・





そして、固まる。



コミュニケーションのタイミングがわからない・・・・


自分の考えを伝えられない・・・・


相手の話をうまく理解できない・・・・


相手がそもそも話しかけて来ない・・・・


メールを送ったけど読んでもらえない・・・・





今まで、年齢が同じくらいで、学力も似ていて、趣味や志向も近い人と
コミュニケーションしまくっていた彼らにとって、現実社会は地獄だ。




そのうち愚痴をこぼしだす。



たとえば社内のコミュニケーションだと・・・


「質問したいのですが、先輩が質問する余裕をくれない」


「私の配属先の部署は、風通しが悪くて、雰囲気もイマイチ」




要するに、学生時代にできていたことが、入社してからできなくなり、

そして、それは自分以外の周囲の人や環境のせいだと思い込んだりする。




でもこれは彼らの勘違い。



学生時代に行っていたコミュニケーションと、社会人のコミュニケーションはまったく別物だと
いうことに彼らは気がついていない。



その根底にあるのは、
「私はコミュニケーションはできる」という間違った思い込み。


その若者の悩みに反応して、会社や上司・先輩は、

コミュニケーションをしやすい環境を作ろうと努力したり・・・・


でも、どんな環境を作ろうと、根本的な解決はできない。



なぜなら、原因はそもそも環境ではないし、

社内環境を新人のために変更できても、社外環境は変更できない。



変に周囲が気を使って社内環境を新人向けにしてあげたら、

「私は企画とか内勤系の仕事に向いてるんです」と主張する

いわゆる《社外に出られない人材》ばかりが増えてしまう。





では、どうやって、若者を教育するか・・・・



つづきは(3)で

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