本日の内容は、誰得よ!っていう記事にはなりますが、どうしても記録として残しておきたかったのでお許しくださいませ
今日は、不妊治療最後の診察日でした。
妊娠しても、この最終日が乗り越えられないと卒業はできません。
果たして、お腹の子は順調に育っているのか…
旦那はわざわざ有給をとり、診察が終わるまで待ってくれています。
「診察日は私一人でも大丈夫だよ〜」といつも言っているのですが、やはり本人も結果が気になるようで…。
旦那はいつものように、車の中で待機中。
終わったら連絡するね〜なんて思ってたら、やらかしました
あ、スマホ家に忘れた…。
最終日になんてことをやらかしてるんだ
病院もアプリから通知がくることになっているので、スマホがない場合は、呼び出し画面をジーッと観察&全集中で耳を澄まさなければなりません
公衆電話のない時代だけど、終わったら近くの総合病院と警察署で電話機を探しに行くつもりでした
最終日は、何故か検尿からスタート
こ、これは…HCG?それともケトン体?感染症確認?!
何が目的なのかわからなくて、検尿ごときに不安感と心拍増大
終わったら次に内診室前で待機
呼ばれるまでが長い…。
自分と近い番号は、たくさん呼ばれるのに、待っていればすっ飛ばして遠い番号が呼ばれたり
待つこと、30分…
ようやく内診が回ってきた
雨宮さんの丑三つ時状態に(笑)
赤ちゃんの心拍数より、私の心拍数がバックバク
さて、生きているのか…?
あ、見えた。
心臓が、一所懸命動いている。動きがエコーで見える。そして、脳みそもわかる。人間の体になってきている
そうか…
あれから約2週間、頑張ってくれたのか。
私は正直、流産していないかだけが不安だった。
お腹の子を信じることのできない親なんだわ
いや〜、これまでの不安を安心にさせてくれてありがとう。
これからも強く生きてほしい。私も体には気をつけるから!(笑)
そう誓いました
内診後は診察待ちとなります。
さらに30分後、ようやく診察室へ。
医師「卒業おめでとうございます!!良かったですね!!」
びっくりしたのですが、
私以上に、先生が…すっごく喜んでくれたこと。
何度も、数え切れないくらいに、おめでとう!って。そして頑張ったね!と。
次の患者さんにも迷惑かけないように、この後の流れや書類の説明だけを確認。
診察後、別室にて看護師さんから書類の案内や、相談等を話してきました。
先生に確認すればよかったものの、早めに終わらせないとと思い、便秘薬についての相談ができませんでした
でも、看護師さんにその旨を伝えると、すぐ内線で確認してくださいました!
看護師さんから「先生に一応伝えてもらってもいいですか?」と言われたため、電話で話すと…
なんと、そのまま処方の流れからいろいろと指示を受けることに
終わった後、全ての内容を看護師さんに伝えると、看護師さん達が大笑い
もしや…先生、私が専門用語ばかり使ってたから医療関係者であること気づいてた?
なにはともあれ、薬も貰えて安心!
最後に紹介状もらって、薬剤師さん、助産師さん、看護師さん、事務員さん…関わる人全ての方から、優しいお声掛けをいただきました
今日も会えなかったけど、培養士さん、その他の部署の方にもお礼が言いたかったな
気持ちよく卒業が出来たわけです
この先にも、まだ12週の壁だのなんとかの壁だのって存在し続けますが…
もう先生のあの喜んだ顔と、声掛けでもって気にせず過ごすことができそうです(笑)
気にしていても疲れるだけ。
終わりの見えない道を旦那と一緒に進むこと、約二年と半年。
諦めずに進んでよかったなと、今だからこそ思えるようになりました。
私だけではここまで辿り着くことが出来なかったし、旦那が協力してくれたおかげでもあると思っています。
時間もお金もたーくさんかかったけど、
菅さんのおかげで高級車レベルまではかからずに済みました
新車のバイク一台分でなんとかなったので、感謝!!
最後に、不妊治療をしていて思ったこと…
それは、私が結婚して早くに不妊症であることが気づけた点。
そして開始年齢がギリ20代だったから間に合ったこと。
年齢が35過ぎてたらうまくいかなかったと思う。
やはりね、医師は年齢がある程度若い人に対しては、現実をストレートに話してくれるのでしょうね。
医師「年齢がまだ若いから〜…」
という言葉を何回聞いてきたことやら
私の通っていたクリニックは、都内でそこそこ有名なところでした。
来院数も1日500名以上ですから、それだけの症例を把握しているという。
そのクリニックにいる医師たちが口を揃えて「年齢が〜」ということは、統計的にも証明されているわけなんですよね。
年齢という武器が残っていてよかった…。
それが唯一の救いだった。
あとは、先生含む他職種の方々に感謝!
連携がされていて、診察もスムーズだし助かりました。
カルテの共有がされている病院とそうでない病院とでは大違い。
以前通っていたクリニックでは、立派な電カルがあるのに、医師が皆共有されてなくて行く度に、こちらから一から説明…。
そういう病院は、不妊治療だけでなく多職種連携がとれていない病院なので利用しないほうがいい。
以前勤めていた職場もそうだったし…(笑)
私の疾患は、多嚢胞という割と妊娠しやすいなんて言われてはいますが…
中を見てみると、そんなことないくらい重度でした。
多嚢胞でも排卵して生理がくる人もいるって聞いた時はびっくり。
生理周期?そもそも生理こないんだけど?みたいな。
薬やっても育たない。絶望。
ようやく育ったと思えば、採卵したらスカポン。
移植してみたら、質が悪くて受精はしない。
こんなんだったら、閉塞のほうがマシか?!とか、内膜症の方が希望があるのか?!とでさえも思えてくる。
疾患を比較したって意味がないんですけど、それくらい落ち込んでいたわけです
最後に、
関わった病院の方々へ、直接礼が言いたかったのが心残り
だから、無駄かもしれないけどここで言わせてください。
保険内で、やれること限られているにも関わらず、一人一人の患者さんたちのために一生懸命に治療して下さり、ありがとうございます
不妊治療、人間の妊娠においてはわからないことがまだ沢山あるということで、これからも症例をたくさん積み上げて、今後の医療発展に繋げてもらいたい。
先生も培養士さんも看護師さんも…
皆さん研究熱心だろうから、近いうちにもっといい治療方法が見つかると信じています
ほんと、病院の皆様には感謝!!
誰が見ているかわからないけど、不妊治療現場で働く方に、少しでも伝わればいいな
ではでは。