梅田芸術劇場雪組公演「仮面ロマネスク」を観劇 | 麻里子の宝塚なひとりごと

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宝塚歌劇とベルサイユのばらが大好きな麻里子が日常の徒然を語りたいです
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本日1時の公演を観劇仲間と観て来ました。


朝からふくちゃんのお世話でてんやわんや〜二女も午後の新幹線で帰るので、梅田でランチしてから梅芸へ。

ふくちゃんは、旦那とお留守番です。


昨年4月から一緒に住み始めて、二女夫婦も一周年記念。




このポスターの完成度高いですね〜💕

チケット難のこの公演、柴田作品の中でも特に良いと思います。

何より、当時の高嶺ふぶきさんと花總まりさんに当て書きされて書かれた脚本だけに、再演も宝塚の男役の色気が溢れるような美しいスターさんが、ヴァルモン子爵を演じて来ました。メルトゥイユ侯爵夫人の役も大人の魅力や悪女でありながら憎めない品のある難しい役。

初演はもちろん、中日劇場の宙組の大空祐飛さん、野々すみ花さんの舞台も観に行きました。

明日海りおさん、花乃まりあさんの花組公演も生で観ましたよ💕


今回の主役朝美絢さん、夢白あやさんにぴったりの作品だと楽しみにして来ました。


まさしく期待通りの色気と悪の匂いを漂わせて、白い軍服姿のあーさが現れたとたん、物語の世界に引き込まれました。

また、夢白さんのメルトゥイユ夫人の艶やかな気品と溢れるオーラ、本当に素敵でした。

この作品は、お衣装も楽しみのひとつですが、今回のメルトィユ夫人、半ばくらいで、朱色に近い真っ赤なお衣装で登場、さすがは夢白さん、下手をすれば下品に見えそうな色合いを華やかさに気品を漂わせて見せてくれました。


今回は台詞に緩急自在に、ゆっくり話したり、間を置いたり、大人の女を感じさせて、企む時の微笑、上からの目線、密やかな小声、悪女でありながらも、どこか憎めない上流階級の貴族の夫人を艶やかに見せてくれて、ただただ、見惚れました。

ドレスから見える鎖骨の美しさにため息が出そうでした。


あーさも立ち姿だけでもため息が漏れそうな位の美しさに、白い軍服はもちろん、どんな衣装もかっこよく着こなして、おしゃれな雰囲気さえ感じましたねー。


貞淑なトゥールベル法院長夫人に希良々うみさん、こちらも難役だと思いますが、なかなか健闘されていたように思います。

大人の女の清楚な色気、難しいなぁと思いました。


真面目で、純粋なダンスニーには、縣千さん。歌がどうかな、と心配したのですが、なかなかの歌いっぷりで、狂言回しを兼ねたお役、見事にやってくれました。


「双曲線上のカルテ」で初ヒロインをされた華純沙耶さんが、可憐な令嬢セシル。これがまた可愛らしくて、ピンク色のドレスが似合って、ハマり役。


縣さんとの並びも良いですねー。


ベルロッシュの麻斗さんや法院長の透真かずきさん、ローズモンド夫人杏野このみさんなど、ベテランは安定感がありますね。


小間使いジュリーの音崎さん、可愛らしくて目立っていました。


ラストシーンは、本当に見応えがありましたね。

夢白さんの「楽しかったわ」

と2人が激しく踊る場面は何回見ても素敵です。


久しぶりにどっぷりと世紀末のお耽美な雰囲気と退廃的な世界に浸って、現実を忘れました。


あーさと夢白さんのコンビ、すごくお似合いでした。雪組の「ベルばら」脚本には全く期待が出来ませんが、視覚的にはかなり美しいんじゃないかと思いました😊