花組公演千秋楽を観劇、その2 | 麻里子の宝塚なひとりごと

麻里子の宝塚なひとりごと

宝塚歌劇とベルサイユのばらが大好きな麻里子が日常の徒然を語りたいです
よろしくお付き合いくださると嬉しいです。

ショーになって、芝居よりもひしひしとみりおさんのスターオーラといいますか、宝塚の色気が満載でした。

歌もダンスも張り詰めたような、ピンと切れそうな空気の中、熱い想いが伝わってきて、何度も泣けてきました。

このショー、泣ける程、良かったかな、でも、どの場面もなんだか感無量になって来て、涙が溢れて来ます。

しろきみちゃんの歌、ダンスに泣き、芽吹さんの歌声に泣き、エトワールにも泣けました。

黒燕尾姿のダンスは、まさに、圧巻。
みりおさんの指先までみんな、ピタリと合う。花組の一体感。素晴らしかったです。

デュエットダンスでの、華ちゃんを見つめる優しい笑顔、華ちゃんの必死の想い、宝塚、本当に素敵だと思いました。

そして、さよならショーの幕開け。
エリザベートの愛と死のロンド、まさに、衣装もメイクも無いのに、トート閣下を彷彿しました。
宝塚ファンタジア、カリスタの曲、みりおさんがトップになられてからの軌跡を追うような構成でした。

光源氏の匂うような美しさ、儚さ。日本物がこんなに美しいみりおさんに新鮮さを感じました。

金色の砂漠のギイ、あんなに熱く激しくタルハーミネを愛し、憎み、それでいて愛するみりおさんの熱さに火傷しそうでした。
新しいみりおさんの魅力にはまりました!

ポーの一族のエドガーは、漫画の世界を再現、柚香さんと時の輪を歌い上げました。
人間じゃないくらいの美しさ、妖しさ、そして苦悩、エドガーの生き様に引き込まれました。

そして、花組メンバーとのメサイア。
カサノバでは、ベアトリーチェは、瀬戸かずやさん。

あにきの「カサノバ、愛してるよ〜」の叫びが耳に残ります。

退団者のサンテの歌、そして、真っ白な衣装で、みりおさんが登場。

歌いながら、銀橋へ。
皆さんが、ペンライトを振り始め、私も振りました。

みりおさんの今までの舞台のひとつ、ひとつが、鮮やかに浮かんできて、グッときて涙が止まりませんでした。

みりおさんの爽やかな笑顔があまりにも、一点の曇りもなく、やり切った後の清々しさに、満ちていました。

最後に大階段を緑の袴姿で降りて来られたお姿は、本当に美しくて、毅然としておられて素敵でした。
「第27代花組トップスター、明日海りお、宝塚を卒業致します」

と言われた後の、優しくおちゃめな笑顔とお言葉は、華ちゃん、柚香さんへのエール、退団者への労い、そして、ひたすらファンや支えてくれた方への感謝の思い。

「卒業しても、宝塚の卒業生として、恥ずかしく無いように生きていきます」
↑正確な言葉は、興奮していてあやふやですが、凄く重い言葉だと思いました。

本当に卒業されても、永遠な宝塚の卒業生なんです。
今頑張っている後輩を思うと、安易な暴露話やら、品行のアヤシイ行動とか、辞めて欲しいです。

宝塚は、永遠に夢を見せてくれる場所であって欲しいです。


みりおさんは、最後の最後まで本当に素敵な、素晴らしいトップスターの鏡のような方だと思いました。

素晴らしい夢のような千秋楽をありがとうございました。

◯口ちゃん、いつもいつも、あなたのおかげです。心から感謝しています。ありがとうございました。