宙組全国ツアー「バレンシアの熱い花」を観劇☆ | 麻里子の宝塚なひとりごと

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19日、ブライダルフラワー作品展を途中で抜けさせてもらって、梅田芸術劇場へ向かいました❗

ぎりぎりに着いて、16時半の部を観劇しました。

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「バレンシアの熱い花」は、初演を生で観ています。歳が分かるんですが、初演の月組公演は、すごく好きでした。
当時の月組メンバーに、絶好調の柴田先生が生徒の個性にあてて、書かれた作品で、榛名由梨さんのフェルナンド。瀬戸内美八さんのロドリーゴ、順みつきさんのラモンが実にぴったりで、主題歌も素敵でしたね🎵

娘役さんも、イザベラの小松美保さん、シルヴィアの舞小雪さん(ともかく美人)、マルガリータの北原千琴さん(可愛くて可愛くて)3人ともぴったり🎵

ところが、前回の再演は、歌がむにゃむにゃの方たちで、再演。
余りにも、役に皆さんが合ってなくて、がっかりして、こんなに、面白くない作品だったんだ
過去を美化していたんだなぁと思ったものです。

今回も、期待薄で観たせいか、途中からすごく舞台に集中して楽しく観れました❗

芝居の内容は変わっていないのに、印象がまるで違いました🎵

朝夏まなとさんのフェルナンドは、すごく誠実で、熱くて優しい、そんな感じが伝わってきて、何度もぐっと来ましたね。

マルガリータとイザベラで揺れる気持ちを丁寧に演じて、それぞれに、まあさまなりに、誠実に真面目な対応しているのに、好感度が上がります。

歌も聴かせてくれて、やはり「瞳のなかの宝石」は、しっとりと聴かせて欲しい名曲ですね。

真風のラモンは、まさに等身大で、肩の力も抜けていて、真っ直ぐな男。
下町っぽさもうまく出ていました。

ロドリーゴの澄輝さやとさんは、気品が上手く出ていて、貴族の優雅さとプライドも感じました🎵
繊細な雰囲気と、叔父への苛立ちや憎しみも出ていて、3人の対比も面白かったです。

イザベラの伶美うららさん。すごく良かったですね。
台詞も明瞭で、しっとりした大人の女の哀しみや魅力もありました。
とにかく、華やかで美しい❗何を着てもよく似合うし、綺麗~🎵

今回は低音の歌なので、何とか、頑張っていました(笑)

フェルナンドとの別れの場面は、表情も豊かで悲しみを湛えた瞳が、美しくて、ほろっときました。
まあさまとのラブシーンが良かったです。

シルヴィアの遥羽ららさん。この役は彩花まりさんかと思いましたが、遥羽さんでした(笑)
お化粧がもう少し頑張るとさらに、美しく見えたかも、ですが、歌も上手いし、ドレスもまあまあ着こなして、苦悩の人妻らしい雰囲気もあり、大健闘❗
儚げな感じも良かったです。

マルガリータの星風まどかさんは、期待通り🎵可愛らしくて、初々しくて、まさに、適役❗
しかし、幼く見えるのが、長所で、欠点かも。あと少し背が高かったらなぁーと惜しくてなりません。

真風やまあさまのような長身と踊ると、並びが綺麗にならないのが、残念です。


寿つかささんは、悪役のルカノール公爵。悪役ですが、貴族らしい品格が、伺えて、素敵。

ホルヘの星吹さんとレオン将軍の松風さん、フェルナンドの母の純矢ちとせさんら、ベテランが上手く、真ん中を支えていました🎵
ベテランさんたちは、歌も上手い

主役の3人が適役だったからか、やはり「バレンシアの熱い花」は、良いなぁ~と思いました。

この作品は、歌の上手いスターさんに、再演してもらうことを願います(笑)