哀しみのコルドバ | 麻里子の宝塚なひとりごと

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宝塚歌劇とベルサイユのばらが大好きな麻里子が日常の徒然を語りたいです
よろしくお付き合いくださると嬉しいです。

本日12時からの部を観てきました。
観劇仲間との観劇日は昨日だったので、今日は一人で観てきました。

「哀しみのコルドバ」は、初演の峰さをりさんと湖条れいかさんの舞台を観ていてすごく強烈な印象が残っています。

また、安寿ミラさんの再演もヤンさんの繊細な芝居が素晴らしくて、大好きな作品で楽しみにしていました。

昨日の再会で、しめさんが、初演の苦労話を話されていました。

当時は、あまり再演というものがなく、柴田先生は、歌の上手い峰ちゃんの為に書き下ろされた作品だったそうです。

歌の得意な峰さんでも、コルドバの曲は難曲はばかりで、大変な練習をされたそうで、しめさんは、当時はフェリーぺ大尉、下手でした~~と笑っておられました。
再会では、コルドバの歌を数曲歌ってくださり、懐かしかったです。

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まとぶんに続いての再演。ちぎのエリオは熱くで、純粋で、苦悩しながらも、優しい男でした。
闘牛士姿のかっこよさは、痺れるくらい美しかったです。

咲妃まゆちゃんも、魅力溢れるエバを品よく好演。
しっとりした大人雰囲気を上手く出していましたし、なかなか衣装も綺麗に着こなしていました。

だいもんのロメロも、まさに大人の男の色気もあり、押さえた芝居が良かったです。

エルアモールの歌は、だいもんとみゆちゃんが、奮闘していて、なかなか聴かせてくれました。迫力ありましたね。

ビッセントの咲奈ちゃんも、やはりかっこよくて、雪組はかっこいい男役が豊富!

大ちゃんは司法長官で、ビッセントと決闘する役で、なかなか、渋い味を出しています。

エリオの婚約者のアンフェリータは、星乃あんりちゃん。
この役は可愛くて、芯が強くて、健気な役ですが、健闘していました。
とにかく、可愛い笑顔が良かったし、歌も本人比で、上達。

アンフェリータに想いを寄せるフェリーぺ大尉は、永久輝せあ。
端正な美貌に軍服が映えて、立ち姿が美しくなっていました。

芝居は全般的にすごく良かったのですが、残念なのは歌でしょうか。

冒頭から、なかなか難しい歌をちぎが頑張って歌っていたのですが、聴かせるまでには、しんどいかもしょぼん

しかも、その次には、彩凪さんのソロ。
うーんしょぼん
歌の比重がかなり重いだけに、残念な感じ。

しかも、ガックリきたのは、ラストシーンの改悪。

ちぎやみゆちゃんの芝居がよく、梨花さんたち、ベテランに支えられて
やはりぐっときて、泣けてきたのですが、ラストシーンに、あれ?あれ?
こんなラストやったっけ。
違うよね、違ったはずた

いえ、ラストが変わったわけでなく、演出が、変わったのかなぁ。

トイレに並んでいると、後ろから
「なんか、ラストが違うよね?あんなごちゃごちゃしてないよね?」
「そうやん、峰ちゃんの最後と違う。なんか、安っぽくていややなぁ」

という声を聞いて、
「あのぉ、失礼ですけど、さっきのはなし、ラストが変になってましたよね?ガックリきたんですけど」
と勝手に人様の会話に入り込んで一緒に憤慨しておりました。

さらに、座席に座って、ボケッとしていたら、隣のおばさまたちも
「なんか、涙がラストシーンの人が歩き回ってるのを見ていたら、引いたわ。」
「なんで、変わったのかな?」

と話されていて、またもや、話題に突入して、また、みなさんで憤慨中

柴田作品は、ラストがすっきりしていて、香り高く、多くを語らず、余韻を残すのが、絶妙だったのに、残念で、腹が立ちました

あっ、これは、個人的な感想ですので、
ひとそれぞれ、受け取りかたは違います。