雪組「アル・カポネ」を観劇その2 | 麻里子の宝塚なひとりごと

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宝塚歌劇とベルサイユのばらが大好きな麻里子が日常の徒然を語りたいです
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今日は仕事のあと、長女と待ち合わせて、「アル・カポネ」を観てきました。

禁酒法時代が舞台なので、舞台のセットも大きな樽がいくつも並んでいて、樽が割れて、部屋になったりしていて、面白かったです☆


だいもん人気でチケットは、入手難で、長女がどうしてもだいもんの舞台が観たいとのことで、友人が苦労して取ってくれました。ありがとうございます。

明日で千秋楽で、今日はDVD撮りで大きなカメラが数台設置されていました。

作、演出は、原田諒さん。
こういうホールでの作品は上手いなぁと思いました❗
かなめさまの「ロバート・キャパ」もなかなか面白かったですし、今日の「アル・カポネ」もなかなか見ごたえがありました。

お正月の大劇場公演を観たときに、、歌が厳しい組だなぁと今後が心配になりましたが、「アル・カポネ」の歌を聞く限り、同じ組とは思えないくらいのレベルの高さにびっくり目

だいもんは、無論のこと 月城かなとくん(れいこさん)も香綾しずるさん(かおりさん)もとにかく若手さんたち、みんな上手かったです❗

真那春人くん(まなはる)も新聞少年役、頑張っていました🎵

以下、ネタバレありですので、御注意下さいね。

イタリア移民のアルが、アメリカで見下げられ、バカにされながらも、懸命に生きて、酒場で働き、やがては、その度胸と才覚で、のしあがり、裏の世界を牛耳るマフィアのドンになり、凋落していく物語です。

真面目に働き、ウォール街のサラリーマンになるのが夢だった彼が、大湖せしる扮する美貌のメアリーに恋して、ギャングから彼女を救うときに負ったスカーフェイスが、彼の運命を定めたのでした。

メアリーとの純粋な愛情は終生変わらず、せしるさんの美貌が光りました。
本当に美しくて、だいもんじゃなくても、夢中になるだろうと思いますねぇー🎵
こんなに、きれいな人がいるかしら。くらいの美貌。せしるさん、美しすぎる❗

アルの野望と才覚、そして、貧しい少年や弱い人にたいする優しさ。

ただの移民から、ギャングへ、禁酒法を利用してのしあがり、裏切り者への容赦ない報復、やがては、闇の世界を支配するにいたり、そして、失脚。

なんて鮮烈な生き方、彼を取り巻く男たちの多彩な人間たちもそれぞれ魅力に溢れていました。

育ての親ジョニーに夏美ようさん。
やがて、アルにボスの座を譲り、去ってゆきました。あとから、政府の財務長官で、またお見かけ致しました(笑)

やはり、存在感抜群です。またボスもお似合いでした。

月城かなとくんが、素晴らしい出来映え❤やがて、アルを逮捕して、その罪を立証する捜査官なんですが、いつしか、アルの人間的な魅力に惹かれて友情を抱きあうんです。
苦悩する狭間が、ほんとに、迫力あり
今まで地味なところが惜しいなぁと思っていましたが、今回はほんとに、かっこよくて、惚れそう🎵
最後に裏切り者をぶん殴る場面で、隣の長女が泣いていました

だいもんとの掛け合いの歌が、情感豊かで、しかも二人とも上手くて、素晴らしかったです。
いやもう、雪組、れいこさんに、もっと歌わせてほしい❗

舞咲りんさんは、ぎゃんぐの愛人ですが、ちょっとコミカルで、味のある芝居でした。

皆さん、熱演で、だいもんの裁判の場面はすごい迫力で、舞台に吸い付きました❗
最後の挨拶でも、「DVD撮りの日で記録に残るのはとても嬉しいですが、裁判の怒りまくっている顔がアップになるのは、恥ずかしいです」のような話でした(笑)

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