田舎道だけど景色は最高で
梅雨は明けたけど
重い雲がかかると
太陽の光が雲にさえぎられて
いろんな絵画を魅せてくれる
本当に自然の絵画は
毎回、最高傑作で
同じ景色は二度とない
贅沢な帰り道
ついつい空に見とれてしまう。
今週は残業が多かった
書類のメドはついてきたけれど
終わりのない流れでもあり
ひとつ終わると
また次の書類と…
湧いて出るように
仕事はつづく…
会社の3階の窓の外を
眺めながらひと息つく日々
2階から事務方の麦島主任が上がってきた
珍しい…
「なにか?」と聞くと
園田さんが
切迫流産の予防で
傷病手当の延長をするという話をしてきた。
「森山さん、良かったね」そう言った。
「……はい」と答えると
続けて
「もう、ずっと来ないよ」と言う
「えっ?辞めるんですか?」聞くと
そうではなく…
会社側からの提案で
体調を気遣い
産休に入るまで
使える手当を使って
休んで下さい。と言ったらしい。
「えっ?じゃあ、もう来ないんですか?」
「たまに書類の手続きの関係で来るけど
手続き終わったらすぐ帰るから」
そう言った。
会社全体がもう園田さんを
シャットアウトした。
本人は気づいてないだろうけど…
本人は喜んでるんだろうな。
会社の真意を知らないだろうから。
滑稽だな
彼女は子供が1歳の頃離婚して
ずっと今まで働いてきたわけで
今回、きっと初めての長期休暇で
子供との時間を
ゆっくり取っているだろう。
実家に居るからこそできる
家族と団欒し
ある意味
嵐の前の安らぎの静けさだろう
想像するに
あの性格で
あの彼氏で…
生活状況から考えて…
その先は
試練しかない
ほんのつかの間でしょう。
そんなことを思いながら
仕事に入る
さて、
そうなると
3階での仕事も終わりかな
ひとり集中する仕事も
楽しかったけど。
来週に専務たちが
また、方針を出す
このまま
3階でもいいけど
梅雨明け
3階の夏は熱中症にご用心
殺人的熱気が
立ち込める階なので(笑)
ここで2階に降りるのは
英断です
専務、よろしくね