【島根】佐太神社から黄泉の国へ | サトの Web Log

サトの Web Log

日々の記憶(忘れないために・・・!?)

随分前の思い出しブログです。


午後は佐太神社からスタートです。



正面に正中殿が見えます。





こちら↓の正中殿には佐太大神(=猿田毘古大神)が祀られています。そう、アマテラスの孫のニニギ(天皇直系の先祖)が天から地上に降りてきた時、先導役を務めた神様で、アメノウズメの旦那さんです。





こちら↓は北殿。アマテラスやニニギが祀られています。





こちら↓は南殿。アマテラスの弟のスサノオが祀られています。





横から見たところ。





お参りの順番は決まっているのです。





佐太神社の近くに、イワナガヒメとコノハナサクヤヒメを祀っている社がありました。


イワナガヒメとコノハナサクヤヒメの社が背中合わせに建てられています。コノハナサクヤヒメは超絶美人で『繁栄』の象徴、イワナガヒメは超絶不細工で『永遠』の象徴。2柱揃ってニニギに嫁いできましたが、ニニギはイワナガヒメを追い返してしまいます。このため、ニニギの子孫には繁栄が約束されましたが、神の子孫でありながら永遠の命を持たずに、寿命があるのです。ニニギの子孫、つまり天皇家の系譜です。




「黄泉の国(よみのくに)に興味があったら行くと良い」と妻が言われたらしいです。黄泉の国には興味はありませんが、古事記のイザナキとイザナミの物語に興味があります。という事で、揖夜神社に行きました。





また石段です。





揖夜神社のしめ縄は右が太いですね。出雲大社とは逆の一般的な向きだと思います。





こちら↓は拝殿です。本殿にはイザナミ、オオナムチ=オオクニヌシ、スクナビコナなどが祀られています。





御神木。太い!


揖夜神社はイザナミが居る黄泉の国の入り口となる黄泉比良坂(よもつひらさか)の近くにあるので、「黄泉の国に興味があったら」という事になるのですね。




そして、そこからさらに山奥に入った所に黄泉比良坂があります。現世と他界(黄泉)の境界です。





石碑が建っています。現世と他界の境界という凄い所なのに、人気がありません。何故?


言い伝えとかパワースポットとか人気があるのに、不思議ですね。




イザナキとイザナミの夫婦(アマテラスやスサノオの良心)、国産みや神産みをしてせっせと国造りをしていましたが、火の神カグツチを産んだことでイザナミは焼け死んでしまいます。古事記の神様は結構死にます。

イザナミは死んだので黄泉の国に行ったのですが、悲しんだイザナキはイザナミに会いに行きます。そこで、腐りかけたイザナミを見て慌てて逃げ帰ってくるのですが、黄泉の国の追手が来ないように、大きな岩を置いて、黄泉の国の入り口を塞ぎました。

その足がこれ↓だそうです。


うーむ。


まぁ、神々の話ですからね。私たち人間には理解できないものもあります。もう、時間とか空間とか、次元を超越して行動されている方々なので、にんげんには分からないことが様々あるのでしょうね。




こちら↓に説明文がありました。





こちら↓のポストは、天国に手紙を届けるためのポストだそうです。ちょっと怖い。


黄泉の国が私たちが考える「天国」と同一のものと考えることは出来ないと思いますが、まぁ、良いのではないでしょうかね。




さぁ、宿に向かいましょう。