ようやく2日目の最終回です。
猿田彦神社を参拝して、冷やしぜんざいを食べた後は、いよいよ月読宮(つきよみのみや)と倭姫宮(やまとひめのみや)の参拝です。
皇大神宮(内宮)のツキヨミノミヤは、月に読むと書いて「月読」です。豊受大神宮(外宮)では、月の夜に見ると書いて「月夜見」でした。古事記や日本書紀には、同じ名前の人が違う文字を使って出てきたりします。そもそも話し言葉しかなかった日本に中国から漢字が伝わった際に、色々な当て字を当てた事から、このような事態になっているのでしょう。
奥に鳥居が見えますが、神明鳥居の特徴が出ています。朱塗や飾りがなく、下の梁が左右に飛び出さない構造です。内宮・外宮と同じですね。
こちらが「月読宮(つきよみのみや)」です。
念のため復習です。ツキヨミは、アマテラスの弟で、スサノオの兄です。アマテラスは禊(みそぎ)をしているイザナギの左目から生まれ、ツキヨミは右目から、スサノオは鼻からうまれました。
ですから、イザナギはアマテラス、ツキヨミ、スサノオの父親です。しかし、父親から生まれたので、イザナミが母親かと言うと微妙な問題が生じるのですが、一応、母親という事になっています。
こちらが「伊佐奈岐宮(いざなぎのみや)」です。イザナギはツキヨミのお父さんにあたります。
こちらは「伊佐奈彌宮(いざなみのみや)」です。イザナミはツキヨミのお母さんにあたります。
月読宮で御朱印をもらい、最後は倭姫宮(やまとひめのみや)という別宮に向かいます。
こちらの鳥居も神明鳥居ですね。
もちろん、御祭神は倭姫命(やまとひめのみこと)です。
倭姫は、第11代垂仁天皇の皇女です。この辺りの天皇及び皇室関係者は実在したかしなかったか微妙なところです。古事記や日本書紀には確実に現れてくるのですが。
倭姫は大和から伊賀、近江、美濃、尾張、伊勢と、天照大御神の御杖変(みつえがわり)として回り、神宮の場所を伊勢に定めた人物です。後にヤマトタケルに草薙剣(くさなぎのつるぎ)という三種の神器の1つを与えます。
さて、別宮の参拝も終わり、宿泊は外宮参道に近い「伊勢神泉」です。
温泉大浴場、露天風呂もありますが、なんと部屋にも露天風呂があるのです♫
夜は豪華懐石です。