昨今、ヴィンテージジーンズが凄い事になっていると耳にします。
それらは投機目的で購入したり・・・
サンプルと題して企業系経費で購入したり・・・
と、入手に対する価値観は僕がヴィンテージと呼ばれるジーンズを初めて購入した時は大きく様変わりした様にも思えます。
そんなヴィンテージジーンズですが、これまでにも何度か綴って来た通り、僕が初めてXXを購入したのは今から39年前・・・
16歳の時でした。
それは、革パッチの付いた・・・
所謂、王道系のXXになります。
でも、その革パッチのXXの方が古くて紙のXXよりも数が少ない・・・
なんて、事を行き付けの古着屋の店主に聞いたら何だか穿くのが勿体なくなって、新たに新調したのが本日の「マイ・コレクション」です。
早速、ご紹介して行きましょう。
こちらです。
当時は高校生と云う事もあって、ガチで穿き込んでいましたので、ご覧の様な色の落ち切った淡いジーンズと化しています。
僕が高校の頃はXXを穿いている知人は全く周りにはいなかったので、この様な捻じれが妙に目立ち・・・
自分でも嫌やでかなり気になっていました。
「お前のジーパン、なんか変じゃない?」と弄られ、周りにいる女子に笑われた苦い経験が蘇ります。
そんなXXですが、当時は細かいディティールとか知る由もなく、ただプレミアムなジーンズとして穿いていたのですが、装備されているご覧のディティールは今見ても心が躍ります。
オフセットされたベルトループ。
隠しリベット。
辛うじて残る紙パッチ。
妙にバランスの悪い位置に付けられた赤タブ。
でも、このジーンズで一番の思い出は、まだデルボマーズを開業する前にパンクしてしまった腿の部分を祖母が直してくれた事です。
当時は「何勝手にやってんの?」と文句を垂らしましたが、祖母にしてみれば可愛い?孫が穴の空いたジーンズを穿いているのを見ていられなかったんでしょうね。
ヴィンテージコレクターが見たら「大した事の無いXX・・・」だと思いますが、僕的には17歳(このXXは17歳で購入)の高校生が生から穿き込んでここまで落としたんだから「大したもんじゃないかな?」なんて、思ったりしています。
こんな想い入れの深いジーンズをこうしてブログネタに出来ている事も放出せずに所有し続けていたからなんでしょうね。
皆さんも、入手したアイテムは大切に「マイ・コレクション」として有し続けて頂ければと思います。
と云う事で、今日もジーンズを穿いてアメカジを楽しんで行きましょう!