僕はモノ創り以外にもショップを営んでおりますが、そこに訪れる多くのお客様方から「なんで、そんなに安くできるんですか？」と聞かれる事が多々あります。
夢の無い話になってしまいますが、簡単に云いますと「利益」を削っています。
で、どうやって削っているのか云いますと・・・
当たり前の話ですが、自分の儲けを非常に薄利に設定しているんです。
で、次の手段として、「ダイレクトプライス」です！
僕が企画生産をしているグリームは元々はショップのオリジナルレーベルでした。
この当時のコンセプトは「高品質、低価格」です！
これはショップオリジナルの強みであって、生産コストに合わせて価格設定が出来るので、「いくらで販売するか？」は、僕自身で決められます。
しかし、その後、代官山の「グリーム・ゼロ」の出店と共にグリームも「メーカー」というフィールドに立つと、卸価格を設定して行かなければなりません。
勿論、価格に見合う品質の向上はしていましたが、これまで購入して下さっていた方々からすると、「値上がり・・」のイメージが付いてしまった様に思えました。
その反省から、その後は工場さんの手の空いた時に生産して頂く事によって可能となる工賃の交渉で、価格を一時的に下げる事は出来ましたが、それでも、やはり、お客様方が「買い易い価格」には到達していないと気づきました。
で、更に、考えたんです・・・
「僕の商品って、卸のウェイトより直販の方が多いよなぁ」ってね。
確かに、僕の商品って、WEB販売及び、自身の店舗での売上げが大半を占めていたので、「これだったらダイレクトプライスが可能じゃないか！」と思った次第なんです。
勿論、これまで通り、卸をさせて頂いてるのですが、この価格設定は僕が勝手に設定しているので、取扱店さんには「利益を取らずに販売」している様な状態となっています。
でも、今の規模だったら、これで良いんですよね。
その先は、もっと規模が大きくなってから考えれば良い事なんですよね。
そんな訳で、ご覧の商品をダイレクトプライス抜きで設定してみたんです。
９，９００円で販売しているグリームのシャンブレーは１４，８００円になります。
ご好評を頂いている、こちらのパックTは５，６００円。
そして、ポロシャツは８，９００円になります。
勿論、この価格設定だって、かなりのリーズナブルプライスに設定しているんです・・・
でも、着て頂かないと「始まらない」ですからね。
そんな訳で、弊社の「ダイレクトプライス」の構造を綴らせて頂きました。
ブランド誕生時の「高品質低価格」を商品群を、是非、お試し頂ければと思います。