ロサンゼルス空港とサンタモニカの間に位置するヴェニスと云う街をご存知でしょうか?
嘗て、無名時代のアーノルド・シュワルツェネッガーが通っていたジムがあり、彼が経営するレストランもあった街です。
ヴェニスはイタリアのヴェニスに因んで名付けられた様で、他のカリフォルニアの街並みと比べると何処か一味違う様に思えます。
アメリカ特有の閑静な街並みがある一方で、所々にヨーロッパを感じられる・・・そんな街並みがヴェニスの特徴なのでしょうか?
「VENICE」の看板が映える交差点に、その店はあります。
多くのセレブ達が訪れ、ロンハーマンやフレッドシーガルと肩を並べると謳われたモラスクです。
ロンハーマン同様にモラスクも基本はサーフショップですが、サンフランシスコから発信されたセンスあるアパレルがセレブ達のハートを釘付けにしたと云われています。
ヴェニスのモラスクは後にチャド・マーシャルに売却され、センスの良い彼のセレクトによって、サンフランシスコとは異なった店創りを目指し、更にロス近郊のセレブを釘付けにしたそうです。
そんな、モラスクにグリームのジーンズはお取り扱いをして頂いていました。
「ました・・・」と過去形になっているのは、現在は取り扱いをしていないからです。
お取り扱わなくなった経緯は、オーナーだったチャドが店を売却した為です。
久しぶりに訪れたモラスクは、セレクトショップと云うよりは完全にサーフショップになってしまっていて、売られているアパレルも略100%オリジナルアイテムのみとなっていました。
セレクトショップはオーナーの個性が非常に反映される傾向がありますが、チャドが店を離れてからはコンセプトそのものが変わってしま様です。
嘗て、取り扱っていただ事を告げ、店内を撮影させて頂きましたが、なんか、あの頃のモラスクとは全く違うお店になっていたのが非常に不思議でした。
こうして、画像越しに店内を見てみると、「若したら良い時期に置かせて頂いていたんだな」と、思いました。
モラスクでのお取り扱いは知人の紹介によるモノでしたが、改めて彼とチャドに感謝申し上げたいと思います。