1989年は僕が大学4年の時になるのですが、就活の企業説明会（後に就職した企業）でお偉いさんがトランシーバーの用のモノを持って「モシモシ・・・」としている光景に目が点になりました。
まだ、友達にすらなっていなかった同じ説明会に来ていた他大学の同級生達に「あれって、何？」と小声で尋ねると・・・「携帯電話」だと知らされました。
この時代の携帯電話は契約するのに20万円位の費用が必要になり、機種もレンタルで通話料以外に基本料金が2万円位掛かると聞かされました。
まぁ、こんなの一般人が所有出来る筈も無く、ましてや、就活中の学生には無用の長物でした。
携帯電話が普及し始めたのは1994年だそうで、僕もこの年にアパレル業を営む様になっていたので、所有する様になりましたが、まだまだ、自分以外の相手が携帯電話を所有している時代ではなかったので、携帯同士でやり取りをする事はもう少し先の時代になります。
携帯電話が無かった（実際にはあったが一般的ではなかった）時代ですが、僕らは事前連絡のみで行動していました（当たり前ですが・・・）。
時折、駅の伝言板を使ってはいましたが、大きな駅（渋谷や新宿等）になると書き綴られている伝言も膨大な為、とても書き込む気にはなれませんでした。
だから、時間厳守は当然だったし、相手が遅れると「何かあったのでは？」と心配する事も度々・・・
そして、自分が遅れた時には息が切れる程の全速力で待ち合わせ所に駆けつけたものです。
前置きが長くなりましたけど、今日は携帯の話しではなく、この時代を象徴する様なCMをご紹介します。
JR東海のクリスマス・エクスプレスです！
このCM・・・
今だったら、「何分の電車に乗って、何両目に居る」とか、メールや電話で伝えられる事も、この時代はそれが出来なかった。
そして、相手を驚かせようと、とびっきりのお洒落をする。。。
久々に観ていたら心がHotになりました。
是非、ご覧になって頂けたらと思います。
クリスマス・エクスプレス→→→こちら
因みに、この時代に出演していた深津絵里と牧瀬里穂が再出演した2000年版には携帯電話も登場しますが、これはこれで良い感じの演出になっているので、こちらも合わせてご覧頂ければと思います。
2000年バージョン→→→こちら
季節はお洒落の秋を迎えましたので、こちらのCM同様にとびっきりのお洒落を楽しんで頂ければと思います。
勿論、ジーンズはグリームでね！