そんな訳で、本日は僕が着こんでいるスウェットをご紹介させて頂きます。
まずは、こちらをご覧下さい。
これはスウェットの裏毛部分なのですが、この玉の様な形状はヴィンテージスウェットで良く見受けられモノと略同じであります。
100年前の編機で編み立てたスウェットは独特の柔らかさとコシ感がありますが、これらは着用に摩耗と洗濯に繊維の剥離によっておこるモノです。
シンカーで編み立てたスウェットも似た様な形状になりますが、ヴィンテージ同様の玉状にはならないと言われています。
また、着用と洗濯を繰り返されたスウェットは伸びと縮みを繰り返す事によって、ご覧の様なボックス形状になるのも100前の編機で編み立てたスウェットの醍醐味でもあります。
洗濯を繰り返し洗いこまれたスウェットの表面は杢の霜降り部分が縮小する事によって色味が締まり、新品の状態よりも僅かながら色味が深くなって行きます。
(判りますかね?上が新品のモノで、下が洗濯を重ねたモノになります)
また、本来、前身頃、後身頃がフラットなネック周りも着用に伴う癖が付き、前身頃の部分が下がって来る様になります。
(こちらは新品の状態でネックは前後フラットになっています)
(こちらは着用を重ねたモノで、僅かながらフロントネックが下がって来ています)
そして、このスウェットを始め、後付けパーカーでも同様の縮みは優にリブ一つ分に迫ります!
グリームのスウェットはスタイリングでは無く、ヴィンテージを忠実に再現させる事に特化させました。
これはヴィンテージ世代の方々に気軽に「あの質感を再感して欲しい」願いからとヴィンテージを体感してないレプリカ世代の方々への「本物の質感を堪能して欲しい」と言う僕のエゴから来ています。
素晴らしいスウェットは世の中に沢山ありますが、古くて新しい、新しくてどこか懐かしい、温故知新の様なスウェットを体感して頂ければ嬉しい限りです。
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