以前も書き綴ったかも知れませんが、1996年に誕生したグリームは最初の1年間はプロトタイプとして別のネーミングで展開していたのですが、本日はその時のジーンズをご紹介させて頂きます。
実は、ここ最近、ちょっとしたヴィンテージを探していまして、私物の彼是と整理していたのですが、結構、色々なモノが出て来まして、忘れ掛けていた様々なモノが怒涛の様に目の前に現れ、その物量の多さに自分でも少々驚いている程です。
話しは戻りますが、その中にグリームの前身となるプロトタイプが紛れ込んでいたので、本日はそちらをご紹介させて頂きます。
こちらのジーンズです。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/11/sato-shoten-4th/d8/3e/j/o0240032014433314565.jpg?caw=800)
如何でしょうか?
現在の201の原型となるジーンズです。
革ラベルの付いた1950年代初頭のジーンズを完全復刻したモノになります。
今見るとスタイリッシュの「ス」の字も無いヴィンテージ特有のカタチとなっています。
それもその筈・・・
このジーンズは、そのままヴィンテージを再現したのです。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/11/sato-shoten-4th/33/4c/j/o0240032014433314597.jpg?caw=800)
遥か昔に入手したオールドXXです。
因みに革ラベルです。
どうですか?
結構、カタチ近くないですか?
ポケットもグリームが拘る正方形も、このXXを参考にしているんです。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/11/sato-shoten-4th/8b/ef/j/o0320024014433314629.jpg?caw=800)
右がXXで左がプロトタイプなのですが、ポケットの感じは結構良いのではないかと自分では思っているのですが、如何でしょうか?
しかしながら、デニムは流石に20年前のデニムですよね。
擦れ具合も点で落ちる感じも、なんか不自然ですよね。![]()
何よりも、色の深さが無いですよね。
当時はかなりの完成度を誇っていると思ったのですが、20年の時を経て、改めて見てみると今の201の足元に及ばないですよね。
でも、改修を繰り返す事によって今のクオリティーがあるので、この様な経験はグリームにとって財産だと思っています。
20年経って、確実にヴィンテージの質感には近づいて来ていますが、これに驕らずこれからも質の向上を常に目指して行きますので、21年目のグリームもどうぞよろしくお願い致します。