【ブルート通信174】

明生人嘉(みょうじょうじんか)101話
地獄の口内炎2


いや、薄々おかしいとは思っていたんです。
明生人嘉97話で、スパーリングで口が切れたのが口内炎の原因だとお伝えしましたが、そこまで激しいスパーをしているわけではありません。
だから、不思議ではあったんです。

もちろん、マウスピースをしていても傷つくことはあります。
しかし軽いスパーで、年に3、4回も口が切れるとは考えにくい。
そこまで食らっていない。
一体どういうことだ?

先日、真夜中に目だけ覚めました。
けれども、身体はうまく動かない。

「うお〜金縛りに遭ったがね」

と驚いていたら、自分の意思とは無関係に顎が動き始めました。

「うお〜歯ぎしりしとる」

自分でも驚くほど強い力で噛み締めていました。
しかも歯だけでなく、口内の肉も少し挟んで噛んでいるものですから、痛い。
身体はまだうまく動かない。
やめろ、それ以上肉を噛むな、傷がつく。と身体にお願いしても、言うことを聞いてくれません。
恐ろしい。

しばらくして(実際は10秒くらいか)、自分の意志で身体を動かせるようになりました。
舌で口内を探ってみると、案の定傷が出来ていました。
そして数日間、食欲も失せる地獄の口内炎に悩まされる羽目に。

150歳まで健康に生きるつもりの私ですから、身体に悪さをする原因は、取り除けるものなら取り除きたい。
親知らずも抜歯したしね。

ということで、現役時代から通っている上前津のTOYOデンタルクリニックで歯ぎしり用マウスピースを作ってもらいました。
歯軋りから歯も守れるし、一石二鳥。有難いです。

クソコロナ禍(騒動ももう終わりですね)は、健康について考える貴重な期間となりました。
積極的な行動なくして健康は掴めません。

頭でわかっていても身体が動かないのは、人生に金縛りをかけているのと同じ。
マウスをつけて寝るのも、積極的な行動です。
簡単でしょ?