昨日の『ポスティング道』の続き。‪

数年前のある時期、スケジュールの関係上、夏場でも一番暑い時間を避けられなかった。
毎回軽い熱中症である。

‪『ぶる~と整体院・鍼灸院・整骨院』のある庄内緑地公園駅の周辺にポスティングをしてから、地下鉄鶴舞線で荒畑駅まで乗り、御器所駅までの間にある手打ちうどん屋でカレーうどんを胃に入れて、桜通線で新瑞橋駅にある名古屋JKF(新瑞橋)で、一日中ワンオペで働く日々。


それが今はどうだ。‬
‪部下がいる。‬
‪ジムの仕事が一段落すれば、「ちょっとポスティング行って来るわ!」と車に積んである大量の『ぶる~と通信』を300部両手に抱え、近隣を回れる。

‪夕方なら夏場でもそこまで暑くない。‬
‪ジムのユニフォームは運動着だから汗をかいても気にならない。

いろいろ配り歩いていたら、ジムから1kmくらい離れた場所まで来てしまった。
集中しているとまったく検討もつかない位置まで来てしまうことがある。‬
‪全部配って身軽になって心地よい風を受けていたら、思わず走り出してしまった。

ジムに着けば、従業員が営業終了後の掃除を済ませていた。
社員がいなければ、こんな優雅なポスティングは絶対にできない。
禅の境地で考えると、社員には「働いていただいている」という姿勢になれる。
有り難い気持ちでいられる。

現役のときは1kmどころじゃない、5km〜8km走っていた。
しかもウォーミングアップで、である。
そのあと過酷なジムワーク。
今はポスティング後に1km走って、あとは鼻歌まじりにシャワーを浴びて帰るだけ。
これを幸せと呼ばずになんと言おうか。
あの頃に比べたら、今なんてほんのぬるま湯に浸かっているに過ぎない。

毎日が地獄だったから、ただのそこそこ忙しい日常が、天国に感じる。

#ポスティング道

明るく生こまい
佐藤嘉洋