東京での100人弱が参加の講演は、大いに笑ってもらい、大いに考えてもらったと自負しております。
この仕事で人生を変えてやるんだ、という意気込みで臨みました。
その一つひとつが積み重なって、人生は徐々に、大きく好転していくのだと身をもって感じています。
たくさん話を聞いてくださり、たくさん質問もしてくださり、ありがとうございました。
翌日は、知人がオープンさせた池尻大橋北口徒歩2分のところにあるつけ麺屋『麺酔い すする 結庵』へ。
敬虔なカトリックで新約聖書を通読したオーナーから、聖書にまつわる話を聞き、学んだ。
キリストが起こした奇跡はたった一度で、それは母親である聖母マリアの樽にワインを満たしたということだった。
また、何か願いたいときは、マリアに願わなければならない、という話。
旧約聖書と新約聖書の違いも面白かった。
現代版超新約聖書もできたら面白いのにな(ひょっとしたらすでにあったりして)。
さてこのつけ麺、濃厚辛口だがかなりサッパリとしている。
しかし、味が薄くて物足りないかと聞かれたら、これがまたしっかりとダシが出ていて味わい深い。
あっさりしているのに、コクがある。
美味しい料理に共通するルールである。
ただ濃い味で、人の舌を騙すのは簡単である。
わかりやすいインパクトに、とかく人は魅力されやすい。
そして波が引くように飽きられていく。
つけ麺ブームも終焉にさしかかったことで、あえてつけ麺屋に乗り出し、苦労を重ねながらもオリジナリティを追求するオーナーの姿に感銘を受ける。
「つけ麺なんてどこもかしこもレベルが高くなり過ぎて、どこでも似たような味なんでしょ?」
というあなた、一度試されてみてはどうか。
リピーターになるかどうかは、人それぞれである。
ただ、一度試されてみてはどうか。
明るく生こまい
佐藤嘉洋
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