昨夜のK-1の再スタート。
大変な盛り上がりでしたね。
スーツを着ていったのだけれど、熱戦に続く熱戦の連続で、途中からジャケットを脱いでしまった。
本当に素晴らしい試合ばかりだった。
昨夜の大会のことは、雑誌Strikingで連載されている私のコラム『拳筆献上』にて書こうと思っている。
次回の発売をお楽しみに。
さて、昨夜のK-1のリング上で挨拶をさせていただいた。
私は2005年の5月にK-1に参戦した。もう9年も前だ。
それからTV放送のあった大会には全て出場した(カットされたことは何回か有るが……)。
『頑丈さ』と『継続力』は、まさしく私の才能といえるだろう。
日本人、外国人も含めて、2005年~に限っていえば、誰も成し得ていないことである。
最初はキックボクサーとして殴り込みをかけるつもりでいたK-1MAXも、いつしか自分はK-1ファイターの一員なんだ、と思うようになった。
そして、2011年6月のアルバート・クラウス戦を最後に、自分のK-1MAXは終わった。
それから3年半、私は風来坊として色々な国、さまざまな団体で試合をさせていただいた。
国でいえば、イタリア、スウェーデン、ウクライナ、中国。
団体でいえば、Krush、FightCode、シュートボクシング、Rumble of the King、Glory、ホーストカップ、Max MuayThai、Tech-KREP、英雄伝説。
その全てで、日本人選手として最高の評価をしていただき、滞りなく気持ち良く試合をさせていただいた。
本当にありがとうございます。
そして今回、K-1がリスタートした。
このK-1は以前のK-1とは、名前は同じでも中身は違う。
地上波放送もないし、会場も少し小さい。
Krushと変わらねえじゃねえか、という声も聞かれる。
しかし、そんなリスタートの中、今のK-1はかつてのK-1MAXと同じ評価で、私を招いてくれた。
私はとても感激した。
アウェイでの戦いが続いたとはいえ、敗戦も多くなり、限界説を唱える声も聞かれるようになってきた。
だが私自身は、自分がまだ強くなっていると信じている。
たまたま結果が伴っていないだけで、筋力トレーニングの数値においても、練習や試合の動きにおいても示しているはず。
それが評価されたことが、とても嬉しかったのである。
また、私自身はK-1ではまだ世界2位までしか行っていない。
優勝と準優勝では天と地ほどの差がある。
準優勝はどこまでいっても敗者なのだ。
昨夜準優勝だった左右田泰臣の悔しい気持ちは物凄くわかる。
私がキックボクシングで色々な人を裏切って、何をしにK-1に来たか。
それは世界一になるためである。
そして今回、あと一歩で世界一に手の届かなかったモノが目の前にできた。
それなら、たとえ中身が違ったとしても、私は狙っていきたい。
しかしながら、今回の私の選択で、ご迷惑をおかけした方々もいるし、筋違いのことをしてしまった方々もいる。
そこに関しては、本当に申し訳ないと感じているし、自分の裏切った事実を一生胸に刻み込んでいきます。
こちらは絶縁するつもりや、ケンカをするつもりは毛頭ないので、できる範囲で変わらぬお付き合いをしていただけたら幸いです。
そして、変わらぬ範囲でお付き合いができるまで、ご迷惑をおかけしたことをお詫びし続けます。
だからこそ、自分の選択にしっかりと責任を持って、このKのリングで戦っていかなければない。
約10年前にキックボクシングを捨ててK-1に乗り込んだ。
そして今回もまた、色々な方を巻き込んでご迷惑をおかけした上で、K-1を選んだ。
お金に目が眩んだ。
名誉に目が眩んだ。
どう言われても構わない。
まさしく図星である。
私はお金も欲しいし、名誉も欲しい。
だがそれと同時に、契約が継続していく以上、私はK-1に忠義を尽くし、全力を尽くして盛り上げていくことをここに誓う。
そして、若い世代も、ベテラン世代も、その真ん中の世代も、それぞれのやり方で自分の中のK-1を盛り上げていけばいいと思う。
私佐藤嘉洋は1月18日(日)のK-1に出場します。
ぜひ会場までお越しください。
憐れみでの応援ではなくて、「あの年なのに、まだこんなに強いんだ」という声援を送ってもらえるような試合をします。
あっち側は、嫌なこともたくさんあるけど、良いこともたくさんある。
とても刺激的だよ。
もう一度いこう、その高みまで。
明るく生こまい
佐藤嘉洋
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