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【日本に持って帰ってきたけどどこに貼ればいいのやら】

2014年に入ってからネット上で、

「佐藤嘉洋vsシュー・イェンが組まれている」

という声がちらほらと聞こえ始めた。
用意された舞台は様々で、Krushという人もあれば、GLORYという意見もあった。

私はすでにホーストカップでの試合が決まっていた。
だから、もしその先の試合が決まっていたとしても、

「目の前の試合で潰れても構わない」

というつもりでいつも戦っているから、そんなに気にも止めていなかった。
私は先の試合を考えて省エネファイトする選手が大嫌いだ。
あっ、これは私が個人的に嫌いなだけであって、それがプロとしてふさわしくないとか何とか言いたい訳ではない。
個人的にただ嫌いなだけだ。
こればっかりはどうしようもない。
だから私は、目の前の試合に全ての力を注いで戦うようにしている。
自分が外から観ていて憧れるような戦いを目指したいのだ。

ただ、目の前の試合に集中はしていたが、海外のキック事情には常に目を凝らしている。
その中で今年の1月にシュー・イェンが、マイク・ザンビディスというレジェンドファイターからダウンを2回奪って完勝した、という情報は仕入れていた。
中国からも世界のトップグループに入ってくる選手も出てきたようだ。
中国といえば、『手から稲妻を出す男』ジャン・ジャポーのインパクトが強烈で忘れられない人もいるのではなかろうか。
しかし、中国での国営放送にも乗り、シュー・イェンの人気はブレイクし、彼は今や『中国の魔裟斗』的な存在になっているようだった。

そして3月に久しぶりのブチ切れファイトをし、負けはしたが何だか付き物が取れたかのように肩の軽くなった私は、次の試合の正式なオファーを待っていた。
そして来たのが案の定、vsシュー・イェンだった。
場所は中国の深センという都市。
中国4番目の都市にもかかわらず、人口が東京よりも多い1600万人という恐るべし中国パワー。

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【ほんの少しの観光時間で登った展望台から深センの巨大な街並み】

私は試合の1ヶ月前に記者会見で深センに呼ばれた。
そこで私は中国という国に対してある印象を持つことになる。

2014年深セン遠征『英雄伝説』①
2014年深セン遠征『英雄伝説』②

明るく生こまい
佐藤嘉洋

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