佐藤嘉洋オフィシャルブログ「明るく生こまい」Powered by Ameba
名古屋JKFitnessの受付嬢兼秘書の画像を盗用

昨日の試合、名古屋vs東京のチーム対抗戦のメンバーをちょっと見てみよう。
先鋒戦
泰斗25歳
栗原圭佑24歳

次鋒戦
塚越仁志29歳
大和侑也22歳

中堅戦
戸邊隆馬22歳
瀧谷渉太24歳

副将戦
松倉信太郎21歳
佐藤嘉洋「32歳」

大将戦
久保優太25歳
野杁正明20歳

塚越選手が若干健闘しているものの、私が一人で平均年齢を上げている感は否めない。
30代は私一人だしね。
若いときは上の人間を「引きずり下ろしてやる」という気持ちで戦っていたけど、それも昔のこと。
今は引きずり下ろされる立場である。
若い新世代の選手たちがガンガン行くのだから、私は我が道を極めようと思う。
私には私の武器がある。
あまり自信を持てないときもあるのだけれど、なるべく自信を持っていこう。

このチーム対抗戦は全ての試合が全て違った展開で、バリエーションに富んだ興行になった。
Krushは色々な試合の形があるんだと名古屋のお客さんも思ったのではないだろうか。
先鋒は「激勝」、次鋒は「快勝」、中堅は「超打撃戦」、副将は「完封」、大将は「超技術戦」。
格闘技には全く疎い私の嫁が、試合後に珍しく熱く語った。

「私のような何も知らない人が見ても、今日は今までで一番楽しく観れた」

と生ビールを傾ける。

「勝った人はもちろんだけど、負けた人もみんな誰もダレずに戦ってたから立派に見えた」

と生ビールを一気に飲み干す。
それ以上やめろ、お前はすぐに記憶をなくして泣き上戸になるから。

私自身、1月のハミケツ戦で日本人には魔裟斗以外で初めて土をつけられた。
そこからルールは違うものの、強豪相手に怒濤の3連勝で何とか這い上がった。
しかし、今回のKrushのリングで勝って初めて、あのときの負けが払拭されるのである。
だから試合前はそれなりのプレッシャーがあった。
状況はハミケツ戦と酷似していた。
・すぐ翌月に試合が組まれている
・対戦相手は負けて元々で捨て身になれる
・前日の眠りが浅い
正直嬉しいわけですよ。勝てて。
ヘンリー戦のときから言っているけど、最近は一勝の重みを痛感している。
このかけがえない一勝を大事にして、次に繋げ、ひいては人生に繋げる。

ずっと昔からの付き合いで仲良くもしているし、戦ったこともあるバンゲリングベイの新田明臣さんのジムの選手と対戦することになろうとはね。
感慨深いものがあるねえ、と新田さんと試合前に話した。
松倉選手のポテンシャルは本当に凄いものがあると何年も前から感じていた。
昨日の試合でも技を出してくるタイミングだとか、身体の芯の強さはトップファイターに君臨できるものを持っていた。
私はそれらを根っこから消し去る男だから、会場の皆さんに伝わったかどうかはわからないが、戦った本人がこう言うのだから、そうなのである。
今回はたまたま私の作戦がハマって完封できたけれど、次はまた切り替えてくるだろうからどうなるかわからない。
敵に塩を送るようなことはしたくないけれど、試合が終われば仲間である。
自分の才能を信じてほしい。今後の活躍を祈りたい。
私はもう一度世界に行く。
そこまで彼が来るならもう一度戦うことになるだろう。

さて、次のブログでは10月6日のブアカーオ戦のことをつれづれと。
更新をお楽しみに。

PS
試合後、いつもの焼肉屋で塩タンを食べながら、ビールを飲み干した妻が言う。

「よっちゃんが勝ったから言うけど、実は松倉くんの顔、私タイプなんだわー。若くて肌もキレイだし」

確か記者会見のとき、戸邊選手も「カッコいい」って言ってたよね……。
うーん……まあ、やっぱりキックボクサーは色気のある職業なんだな、と。
サッカー選手や野球選手よりも、キックボクサーみんなでカッコ良くなろまい。
これで収入もサッカー、野球を超えれば……絶対にモテるはずだ。

全国に地方妻も作れる!!

明るく生こまい
佐藤嘉洋