佐藤嘉洋オフィシャルブログ「明るく生こまい」Powered by Ameba↑書斎にて。
Tシャツはnobodyknows+の忘年会で販売されたBPMのTシャツ。
机の上には2012年本屋大賞3位の「楽園のカンヴァス」。

さて、ブログだけ読んでいる人にはまだ報告をしていなかったので、伝えておこう。
今週MacBook Airを買った。
私はとうとうMacユーザーになってしまった。
しかも第四世代CPU”HASWELL”を搭載したCorei7である。
SSD、メモリは一番多く積んだ。
今まで使っていたVAIOはCore2duoだったので、その性能の良さに驚きを隠せない。

しかしながらitunesの移行に非常に手惑ってしまって、いまだ楽しいMacライフを全然送れていない。
なんせAppleサポートセンターのスペシャリストさえ、降参したのだから。
だから音楽だけはWindowsのままにしておこうかと思ったのだが、試合前日にふとひらめいてある方法を試してみた。
そうしたら「ほとんど」うまくいった。
「ほとんど」というのは、100曲超は手作業を余儀なくされたからだ。

そして少しキツかった計量も終え、そのiTunesの手作業もさきほど終え、あとは試合に向けてがっつり飯を食うだけだ。
非常にスッキリした。
そうして今、自宅の書斎にてこれをチマチマ書いているところ。

さて、試合前日なんですよ、と。
私は現在、強豪相手に2連勝中である。
でも前の試合は階級が下のソンヒョンだったけどね。
人によっては「階級下のやつに勝っただけじゃねえか」と思っている人も多いことでしょう。
特にキック関係者の方々は、そう思っている人が多いと推測している。
私も逆の立場だったら、そう思っているだろうしね。
ソンヒョンは今年から70kgに上げると聞いていたから、別に何を思われようと一向に構わなかったんだけど、今度RISEのリングで65kgの体重で左右田(そうだ)選手と戦う「そうだ」。
それを聞いて私自身も「階級下のやつに勝っただけじゃねえか」と思わざるを得なくなってしまった。
いや、私と戦って「やっぱり70kgは止めておこう」と思ったのなら、嬉しいことだけどね。答えは風の中だ。

ヘンリー・オプスタル、イ・ソンヒョンという世界の強豪に連勝できたことは三連敗してどん底に落ちた私には大変尊い勝利だ。
もう一度世界のトップグループに潜り込むためには大変尊い勝利なのだ。
ヘンリーもソンヒョンも世界のトップ10には入らないだろう。しかし、世界20には入る。
まずはその世界の中堅強豪に勝っておいて、トップ10を目指し、最終的には世界のトップ1になる。
すなわちジョルジオ・ペトロシアンに勝利する。それが私の最終目標だ。
これが達成されればあとは100戦まで世界の強豪としのぎを削ったまま完走する。
私のキック人生はこうして終わる。
残された時間はそれほど無いと思う。

一瞬一瞬に集中して鍛える。
一戦一戦を大事に戦う。
一つ一つの勝利をしっかりと噛み締める。

一時期、勝ったときは負けたときのことを、負けたときは勝ったときのことを思い浮かべて、なるべく心の波を平穏に保つことを心がけてきた。
だけど今は目の前の勝利に対し、最大の感謝をしたい。

長島“自演乙”雄一郎に勝つ。
それが三連勝、すなわち佐藤嘉洋完全復活である。
背伸びもせず、尻込みもせず。
「そうだ!」
勇敢に戦うのみ。

明るく生こまい
佐藤嘉洋