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ムエローク観戦記の続くです。
読みやすくするため敬称略です。


岡田敦子 VS 勝山舞子


ビューティーファイター岡田敦子とは05年に竹村健二が沖縄で試合があったとき一緒の大会に出て挨拶を交わす仲です。
アグレッシブに攻めて見事王座戴冠ですね。


コウイチ・ペタス VS 高森啓吾


高森のブンブンパンチでダウンを獲り大いに会場を盛り上がらせました。
高森は気持ちも強くなかなか諦めない心で粘りを見せましたが
総合力で勝るコウイチに逆転KO負けを喫しました。
コウイチのヒザのカウンターは見事でした。
でもこの試合はムエタイじゃなくてK-1でした。


この試合を見てムエロークの代々木第二体育館から急いで新宿FACEに向かいました。
サイン、写真など求めてくださった方すいません。
セコンドで新宿のJ-GIRLに行かなきゃならなかったんです。
そして新宿FACEでセコンドについた、うちのジムの加賀有美子はダウンを二回獲られて判定負けしてしまいました。
ちょっとルール的に加賀のスタイルでは限界があるように感じました。
J-GIRLのルールはキックボクシングスタイルはなかなか勝ちにくいルールですね。


おい加賀、あんま気にするなよ。3R目の逆襲は良かったよ。
それだけで俺の中ではお前の勝ちだよ。


それで急いでまた代々木第二体育館に戻ってムエロークを観戦しました。
なんとかアタチャイまでは間に合ってくれと思いましたが残念ながら終了していました。
ノンオー、ケム、アタチャイ、ボーウィーの試合は見れなかった。
残念無念。


寒川直喜 VS ロッタン・フェアテックス


相変わらず寒川のジャブは良い。
自分は寒川のジャブを結構参考にしています。
左ジャブはもちろん、右のジャブも面白いように入っていました。
序盤から寒川ペースでヒジで流血させ、チェックが入りますが再開。
しかし3Rに再度流血し、寒川のTKO勝利でした。
ロッタンはミット持ちみたいな体型でドヨンとしていました。


KENT VS TOMONORI


僕は全体的にKENTが試合を支配しているように見えましたが結果はドローでした。
僕の採点では48-49でKENTの採点。
TOMONORIのセコンドについていたソムチャーイ高津氏がかなり老けていました。
そりゃそうだよな。
高津氏がバリバリ現役だったころ僕は17歳、僕は今年28歳。
横にいるライターの布施さんに


『気持ちは17のころのまんまなんだけど。』


と言ったら、ないないと言われました。


ヨックモラゴット・ペットフォーカス VS 藤原あらし


MACH55(直筆レポート)以来久し振りに生であらしの試合を見れる。楽しみ。
ヨックモラゴットはサウスポーの膝ファイタータイプ。
あらしはサウスポーのテクニシャンタイプ。
あらしのローとヨックモラゴットの首相撲という展開が終始続く。
あらしのローを露骨に嫌がる素振りを見せるが
組み付けばあらしはヨックモラゴットに何もできない状態。
ジャッジはダメージを取るのか、首相撲からの崩しをポイントに取るのか。
難しいところです。完全にムエタイルールならヨックモラゴットに上がりますけど。


結果は三者三様のドローでした。
キックよりに見るのか、ムエタイよりに見るのか難しい試合だった。
自分の採点は48-48でドローでした。
一進一退、良い試合でした。


ヨーセングライ・フェアテックス VS 中村高明


ヨーセングライは自分が戦うかもしれない相手。
目をかっぽじって見ておかなければ。
ヨーセンはサウスポーからの左ミドル、左ストレートを得意とする選手。


試合開始直後中村の奇襲を前蹴りでストッピング。
がむしゃらに向かっていく中村だが、ヨーセングライは冷静に相手を見て
ことごとくカウンターを入れていく。
1R終了時点ですでに中村の顔が腫れている。


2Rは左ミドルでリズムを取って、パンチで行くという展開。
ヨーセンは当て勘がすごくいい。
対する中村もがむしゃらに攻めていくが有効打はない。


3Rはヨーセンのミドル乱れうちで中村の腕は真っ赤。
ガードを上げていられるだけでも大したものだ。
普通ならもう倒れている。
また、パンチで中村の顔がだいぶ変形。
ドクターチェックを受ける。


4R 中村はもう満身創痍でパンチもキックも力がない。
もうヨーセンを倒す力は残っていないように見える。
中村が勝てる方法があるとすれば飛び膝をヨーセンの顎にぶちこんでやるしかない。
中村陣営もわかっているようで飛び膝を狙っていくがなかなか打たせてくれない。
打たせても見切られている。
ヨーセンのミドルがサンドバッグを蹴るように、全弾クリーンヒットしている。


5R 中村もあきらめずに最終Rもがむしゃらに行くが冷静にカウンターを合わされる。
非情なまでのヨーセンの攻撃。
近距離からのヨーセンの右アッパーが面白いように入り、
中村の顔が何度も何度も上げられる。


判定はいうまでもなくヨーセングライ。
自分の採点は50-45でヨーセングライ。
強いよ。うん強い。


俺、いつか戦うわ。この人と。
やっとかんと世界一名乗れんでしょ。
でもやっとK-1ルールになれてきたからK-1ルールで戦いたいね。
ここでムエタイルールとかは俺は不器用だから対応できんと思う。


ただ76kgのヨーセングライはキレがなかった。
あれが70kgで試合したら、もっと蹴りにもキレがあるんだろうなあ。
素晴らしい選手でした。


明るく生こまい
yoshi-HERO