これも、最後の段落の中の一文

「自民党のための政治家でなく、府民のために政治家としていかに働くか、大阪再生への政策実現には個人のしがらみが蔓延する既存政党と戦い、」

の部分が好きです。


この度、自民党から大阪維新の会に所属する自民党籍を有する議員並びに、新人候補予定者に対して、離党勧告処分がなされました。処分にあたっての権限は政党本部にあり、処分自体そのものに不服を申し立てるものではありませんが、その理由について政治家として疑義に感じるところがあり、離党を承諾するにあたり、一言申し上げます。
(まーー永年、慣れ親しんだ政党ですし、まだ、政治感覚を共有できる方も少数いらっしゃるので、一抹の寂しさはありますが、それよりもこれで気兼ね無く、来年の統一地方選挙においての政治闘争のやる気がふつふつとわきあがっており、疲れた体に、ちょうどいいカンフル剤を打っていただいたという感じでしょうかね)


まず、我々大阪維新の会は地方政党であり、地方自治を担う、政策集団、政治集団であります。従って、国政とは一線を隔すことを綱領において表明いたしております。
これは、昨年の衆議院選挙において、自民党のマニフェストで約束された、地方分権地域主権の推進という政策課題に沿ったものであり、まさに国政においての自民党マニフェストを実現させるための地方活動の一貫であります。
(選挙が終わればマニフェストなんて・・・ということでしょうかね、となれば、政党っていったい何なんでしょうかね)


政党とは、政治上の主義・主張を同じくするものが政権の獲得を目指し、政治理念や政策を実現するために結成する団体であることは言うまでもありません。
我々、大阪維新の会は地方政党として、大阪再生には大阪府、大阪市の再編、すなわち行政制度の抜本的見直しが不可欠と捉え、大阪都構想、ONE大阪制度を政策の柱とする政策集団であります。


自民党大阪府連が、大阪の政治課題に対する、政策を取りまとめるのが政党としての在るべき姿でありますが、残念ながら、現在の自民党大阪府連では、大阪府議会・大阪市議会それぞれの議員が自らの保身においての主義、主張がくり返され、府市再編という政策議論については俎上にすら載らない現状であります。
また、大阪府議会においては、昨年の2月議会、庁舎移転議案に対して、党内多数決の結果を無視し、他党と組んだ無記名投票を画策した事実は、民主主義の崩壊であり、選挙で選ばれた政治家としての自己否定に繋がるものであります。
(未だに何故あのような暴挙をされたのか、僕には理解出来ませんし「これが政治」の一言は覚悟をするにあたり十分な一言でありました。)
このような、密室、馴れ合い政治からの脱却こそが、府民の望む政治改革の第一歩と捉え、地方政治集団の立ち上げに至ったのであります。


大阪維新の会設立以降、今日までの間には、参議院選挙という国政選挙が挙行され、自民党籍を持つ大阪維新の会のメンバーは国政における、自民党政策に賛同し、自民党候補の勝利にむけて、全力で支援したのも、政策本位での行動であるのは周知の事実であり、これをもってしても、政策における党規違反は皆無であるのは明々白日であります。


大阪維新の会を立ち上げた時から、二重党籍との批判もあり、一刻もはやく自ら離党すべきとの仲間の意見もありましたが、国政とは一線を隔す地方政党であるがゆえに、国政との関わりはいかにすべきかを考えてまいりました。
国民、府民、市民、住民にとって、政党とは・・・


自民党のための政治家でなく、府民のために政治家としていかに働くか、大阪再生への政策実現には個人のしがらみが蔓延する既存政党と戦い、大阪維新の会で府議会、市議会の過半数を目指すしかないので有ります。
(既存政党の中で、個人的には維新の政策に賛成なのに何故、戦わなければ・・・なんて言っておられる先生がいらっしゃいますが、政治家として政党とはの原点に立ち返っていただければ・・・答えは簡単です。)