だいぶ間が空いてしまいました。

tomocoです。

 

 

実は、今週のはじめに大切な大切な娘(愛犬です)が旅立ちました。

 

昨年末から、食事があまりできなくなっていて、

どんどん痩せていってましたし、

今月に入ってからは、ほとんど歩くことができないような状態になってきていたので、ある種の覚悟は進めていました。

 

それでも、会うと「まだまだ大丈夫そうだな」と思ってもいたのです。

 

週末に会ったときも、やっぱりそんな風に思っていたのです。

それが、2日もしないうちに旅立ってしまった。。。

 

 

信じられないとか、悲しいとか、

寂しいとか、そういう気持ちも湧いてこないんです。

 

何も感情を感じないのに、ただ、急に涙がマックスで流れていくんです。

ジワジワ泣けるんじゃなくって、急にマックスで泣きじゃくってしまう。

 

急に飛び込んで来るんです。

 

何も考えられずに、ただただ涙が出て来て、嗚咽をもらして泣いて。

少しすると落ち着く。

 

そんな感じで、この数日を過ごしていました。

 

 

思い出そうと思えば、いくらでも思い出せて、泣くこともできるのだけど。

不思議と、気持ちを塞ぐような感覚はありません。

 

仕事をしたり、人と話しているときにまで、

感情が振れて、落ち込むようなこともありません。

 

 

思っていた以上に、ちゃんと自分の中で整理ができていて、苦しくないのです。

 

 

これは、自分が薄情だからあとかそういうことでもなくて。

 

年が明けたときに、

愛犬の弱っていく姿を見て、その場できっちりと自分の感情に向き合ったからだなと思えるんです。

 

帰省&反省&変性

この体験で学ぶべきこと。を履き違えない。

→視野が狭まっているとき、そのことには気付けない

 

 

どうすればいいんだろうってすごく悩んで。

両親の考え方とも板挟みになって、私はどうしたいんだろうってずっと考えて。

 

結果として、自分が納得のいくように、やるしかない。

自分がやりたいことを、際限なくやらない限り、私は後悔する。

 

そう思ったから、週末は実家へ帰省して、愛犬を連れて散歩に出かけ。

食べられそうなおやつやフードを見つけたら買って。

病院が必要だと思えば連れて行き。

 

思いつく限りの可能性を試しました。

 

決して、自分の感情だけで諦めることはしなかった。

両親にも頼みました。

 

 

両親は、もう弱っていて辛そうなんだから、

無理に外へ連れていくなとか、病院は怖がるからやめようとか、

両親なりの思いがあるのです。

 

でも、私は何か少しでも自分にできることをしたかった。

黙って、見ていることはできなかった。

 

だから、抱っこして暖かく包んであげて、

大好きだった散歩に出かけた。

走り回った緑の多い公園へ出かけた。

もうほとんど歩けなくても、楽しかった思い出の場所に行けば、

また活力が湧いて来るって思ったから。

 

 

そうやって、できる限りのことをしたから。

 

旅立った今は後悔がありません。

 

私にできることがあったとして、

それはすべてやったから。

 

今はもう、私にできることは何もない。

 

起こってしまった現実にできることは、

何もない。

そこには「事実」だけがあって。

 

真実は自分で作ることができる。

 

 

本当に、色々なことを体験できたなと思うのです。

 

家族のように大切に思える存在ができたこと。

思い出すだけで涙は出てしまうこと。

自分がやりたいことを通すことと、相手を思いやること。

後悔はなぜ起きるのか。

 

そういうことに、すごくすごく向き合ったし、

開眼する瞬間がありました。

 

本当に悲しくて苦しくて、もう2度と小さい命は背負わないと思ったけれど。

でも、愛犬がいてくれたから、私はこの体験ができた。

やっぱり、出会ったのは運命だったんだなと思います。

 

すべては、予定通りに起こっている。

 

 

私だけの感情を大切にして。

 

でも、脳はあくまでも冷静に。

「自分はどうしたい? どんな体験をしている?」

 

そのことを、きちんと感じ取りながらいこうと思います。

 

 

 

でね、めっちゃ落ち込んでるかと思いきや、

実は、愛犬を見送った翌々日には地方へ飛んで、取材に飛び回ってます。

 

やりたいこと、また出て来たから。

 

 

 

悲しむのは、また愛犬のお骨と向き合うときに。

今は、今しかできない体験に全力を注ぎます。

 

 

不思議なもので、物質から解放された愛犬はどんなときにも、

どんな場所にも、いるような感じがするのです。

 

ありがとう。