兄帰る…。

池袋の東京芸術劇場で、永井愛さんの"兄帰る…"を先日観劇しました…。

いや～とても面白いお芝居でした…
いち お客として、すっかりお芝居に良い意味でだまされてしまいました

途中、一度の休憩を入れて３時間近くの長い芝居ですが、そんな長さも全然感じさせない良い芝居でした俳優さん達も、皆さん役柄にぴったりはまった演技で、とても楽しい３時間でした

それにしても、永井愛さんの戯曲の完成度と言うのは、やはりとても高いので、本当に見ごたえがあります…。
芝居にかける愛さんの思いの高さなのでしょう…、同じ芝居に関わる人間として頭が下がります…。
芝居にかける思いは、誰でも高く持てるのですが…、それを具現化なさっている愛さんの筆の力、妥協しない精神力、全てにハイレベルである事に感動してしまいます…
お亡くなりになった、井上ひさしさんのお芝居を観劇した時の、あの感動と良く似ているような気がします…

我が劇団も秋には、下北沢の本多劇場で創立40周年記念第４弾、三谷君の"その場しのぎの男たち"が上演されます…。笑いに徹した喜劇ではありますが、結構泣けるし感動も大いにあるお芝居で、私も大好きな作品です

76歳になられる伊東四朗さんが客演して下さり、伊藤博文役を演じて下さるのですから…とても楽しみです
ちなみに私は、伊藤博文と対抗する病弱な知恵者、陸奥宗光農商務大臣をやります…。

どうぞ皆様、ご期待下さい