トヨタに学ぶ製造業実践コンサルタント

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A&Mコンサルトの中山聡史と申します。





製造業の企業様を中心に実践的なコンサルティング活動を行っています。

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皆さま、非常に寒くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。

 

私はというと、10月後半から怒涛のように忙しい毎日でした。。。

そのため、ブログに手をつけれませんでした(すいません、言い訳です(笑))

 

前回は、本を執筆するための材料探しの話をしました。

それが今回の題名でもある100円ライターですね。

 

100円ライターという材料は見つかりましたが、

検図にどのように結びつけるか・・・

これがまた難しいのです。

それは私が100円ライターの図面を描いたことがないからです。

さらにいうなれば100円ライターの製造メーカーにいたわけではないからです。

 

まずは、100円ライターの構造を考えながら、図面を描いてみます。

 

う~ん。。。

 

図面は描けましたが、検図の本に結び付けれません・・・

そもそも、検図に対して設計者が何をどのように悩んでいるのかが分からない。

そうです、まずは検図というテーマで市場ニーズを探る必要があるのです。

 

そこで、当社のお客様に検図について何に困っているかの聞き取り調査(いわいるヒアリングというやつですね)をしました。

 

そうすると、検図に対しての問題点がでてくるでてくる(笑)

設計者の皆さまが困っているポイントが分かりました。

私が自動車メーカーの在籍していた時にはまったく困ったことがないような内容でした。

 

検図で最も困っている事は・・

 

 

「検図の仕組み」

 

でした。

 

あるべき検図の体制、仕組は何が必要なのか、それを皆さま知りたいという事でした。

そういう事で、決まりました!

 

検図の仕組みについて100円ライターの設計するにあたっての過程でどのような検図をするべきなのかを本にする!!!!

 

この内容で構成を検討していきました。

 

その構成の話はまた次回で。

 

 

 

 

 

 

私が出版を依頼された内容は、

 

「検図」

 

に関する本です。

検図とは、言葉の通り、「図面の検査」です。

 

しかし、この図面の検査がきちんで出来ずに後工程であるモノ造り時に問題が発生している企業さんが多く有ります。

なぜ、そのような問題が発生するかというと・・・

・図面を確認する時間がない

・ベテランが書いた図面だから問題ないだろう

・設計者自身が図面を確認しているから問題ないだろう

などなど。

 

理由はさまざまです。

 

その問題を解決するために

 

今の時代に求められる検図はいうのはなんなのか?

どのようなポイントで検図をやればいいのか?

効率的な検図とはなんなのか?

というニーズに対して解決策を導かなければならない。

 

そのための検図の本です。

 

それを分かりやすく、どの年代の設計者でも読んでもらえる本にしよう。そのためには題材が必要であって、それを分解した100円ライターにしようと決めました。

 

私が100円ライターを企画し、設計し、検図する場合このような考え方や手法でやるべきだ!

 

という構成にします。

 

100円ライターの分解から、構造を考えるポイント、新たな付加価値を生み出すために検討しなければならない事項など

 

そのような点を目次にしてストーリーを構築します。

 

その詳しい内容は次回にしましょう。

 

 

 

 

 

 

タイトルがなんだか、設計の本当の中身みたいになってしまいましたが、本の構成を考えるために苦労した点などをストーリーで形式でお話します。

 

まずは100円ライターを買ってきました!

今は、100円均一のお店で100円払えば(正確には108円)、なんど3本も買えるのです。皆さん知ってました??

(100円で3本という事は、33.33・・・円/1本なので、正確には100円ライターではないですね(笑))

 

そんなことは置いておいて、100円ライターを分解しました。

分解しながら、気付いたことは、シンプルな構造なのですが、本当によく考えられて、造られています。

この手の製品は昔から何も変わらないと思っているのはユーザーだけで、少しずつ、見えないところで進化していっているんです。

 

例えば、金属カバーのあたりに関しては、昔は武骨に覆われているだけでしたが、現在は、金属カバーの横に穴が空いています。

その穴は、点火口付近に必要な酸素といきわたらせると同時に、金属カバー内に混入した異物も除去可能になっていると思います。

(本当の狙いは製造メーカーに問い合わせないと分かりませんが・・・)

 

本当によく考えられています。

この100円ライターを私が設計したとすると、どのような考え方、どのような図面を書くかという事について、本を書くと決めました!!!

このよく考えられた製品かつ、誰もが分かりやすい部品や構造という点が決め手ですね。

 

分解したものをこのように整理しました~

 

これから本の構成を考えていきます!