グリーンインフラの効果の見える化・モニタリングの必要性について
先週19日の本会議にて、
これまで区が整備しているグリーンインフラの効果を見える化する必要性や
例えば雨庭(レインガーデン)などの雨水透水量や雨水貯留量などについて、一度整備したものがどう変化しているかのモニタリングについて問いました。
※グリーンインフラとは:
これまでもグリーンインフラについては、整備の拡充の論点やまた所管横断的な情報共有の論点(グリーンインフラライブラリー※として実現)、市民の取り組める内容の拡充等とりあげてきました。
※世田谷区グリーンインフラライブラリー:
https://www.city.setagaya.lg.jp/documents/4535/188532-1.pdf
今回、効果の見える化やモニタリング検証といった論点を取り上げたのは、先の台風10号の際に、我が家の近くにある船橋4-3広場の中の雨庭に水がたまりきって池のようになっているのを目にしたことがきっかけでした。
普段は窪地になっていて、カバ以外にまるい球体の遊具も設置されているのですが、完全に水の中に埋もれています
いったん整備した際の理論値として想定している雨水透水量を超える雨量があって、透水しきれていないのか
もしくは、土やごみなどがだんだんつまっていって透水力が落ちているのか、いずれにせよ、いまどのくらいの効果があるのか?
は検証する時期にきていると思われます
この船橋4-3ひろばが整備されたのは4年前で、そのころより、線状降水帯といわれる豪雨やあるいはゲリラ雷雨というのも
この夏は多くありました。
この質疑に際して、所管側からは、検証が必要だとは考えているが国内にまだ確立された検証方法がなくノウハウを集めていくようなご答弁でした。国内にはノウハウがなくとも、雨水対策としてグリーンインフラを取り入れてきた先進事例は例えば、世田谷区がこの政策で連携したPortland市などでも実践例がありそうですし、検証方法は何等か見出せるはずです
豪雨・台風が頻発化・激甚化していくのに対応していく意味でも、今までの整備内容がどこまで雨水対策として寄与しているのかは引き続き掘り下げていきたいと思います