京王線連続立体化事業に伴う駅周辺の課題と街づくりについて
京王線の連続立体化事業といえば、工事が始まったころ(2018年から着工)は2022年度末の完了(2023年3月末)と言われて始まったのが、昨年になって、「2030年度末の完了予定」となり、8年延伸となっています。
桜上水の駅に駅頭活動で立っていると、駅周辺の敷う白い仮囲い(フェンス)がおなじみな風景になりつつあるのですが、
通行する人に「この工事はいつまで続くの?」とか「この辺は何になるの?」といったことを聞かれることもたまにあります。
桜上水駅周辺については、地区まちづくり協議会という街づくりを進めるための住民主体の団体(任意団体)があり、10年前に地区まちづくり計画案も策定しているのですが(それを受けて区が策定)、
10年も年月が経つと人は入れ替わりますし、京王線工事や駅周辺の街づくりといったトピックスについては、情報がいきわたっていないと感じます。
今週月曜に、法人会桜上水支部でミニ講演をさせていただく機会があり、
区政全般で私が重点的に取り組んでいる課題と、桜上水の課題に触れました。↓その時の写真
出席した人の中に、桜上水駅前で不動産業を営む方がいたので、桜上水地区の不動産事業についても意見交換していたら、
「(コロナ禍が終わり)だいぶ学生が戻ってきた」と。
実際、このミニ講演のこともあって、区の交通政策課からいただいていた京王線の乗降者数の推移をみると、乗降者数全体は八幡山のほうが桜上水よりも多いわけですが、2021年度・2022年度の増加幅でみると、八幡山より増加幅が大きく、コロナ禍終わり、大学などがオンライン授業から通学に戻ったことの影響が見て取れます。
駅周辺の工事中状態があと7年超続くわけですし、コロナ禍終わって、人が集って交流しやすくなったいま、
桜上水駅を利用する大学生・高校生といった若い人も含めて(工事完了後は社会人になり、もしかしたら桜上水に住み続けているかも?)広く街づくりについての意見交換やなにより「今どうなっているのか」の情報共有がなされる場があるといいなと
思います。
区では、各支所で今月、都市整備方針についての取組について意見交換やオープンハウス※を開催予定で、私も25日の北沢支所でのオープンハウスに伺おうと思っています。
※各支所のオープンハウス:
https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/sumai/001/001/d00205423.html
こうしたパネル展示などを起点に人が立ち寄り・情報共有や意見交換がフラットにできるような場の設定について、桜上水の街づくり協議会でもそうしたことが展開できるような区の支援を求めたいと思います(そんなやりとりを来週の本会議では展開する予定です)