環境政策における経済効果のこと
先月下旬の本会議で、様々な資源に加えて電力不足に陥る危機もある現状を取り上げ、創エネなど「持続可能性」の視点での政策提案をしました。
※2月24日本会議動画:
質問の起点にあったのは、本会議内でも触れていますが、1月21日に放送されたガイアの夜明けという番組の特集「世界が真っ暗に?!電気が消える日」で、年始に都内でも大雪となった日に電力不足に陥りそうだったという点。
この大雪自体も気候変動の影響でもあることを考えると、気候変動に少しでも寄与することは何でもやっていく・速やかに手を打っていく必要があるという想いから、区内でできる「創エネ」であったり、また、使う人(場所)において創る・生産するような循環型経済の取組も加速させていかないとと思います。
別の言い方をすれば、環境の政策は、経済効果を産むものとして捉えた場合、地域経済に寄与するものでもあります。
「環境×経済」という視点は、これまでも何度か取り上げてきたものですが、次の予算委員会では改めてこの「環境政策における経済効果」の部分を質疑していきたいと思います(以前も、グリーンリカバリ、あるいはサステナブルリカバリという言い方で取り上げたポイントの延長線)。
例えば、身近なところの事例として。去年夏の東京2020大会の際、区内馬事公苑前のケヤキ広場にあったシンボリックサイン。
当時、デルタ株の第5波で無観客開催だったこともあり、このシンボリックサインも自分自身数日たってから気づいた位でしたが^^;
夜間照明用の電源を、上部に着けた小型太陽光パネルで賄っていたことを後で知り、この手の照明・看板などの電源に同様の展開はいろいろできそうだなと思いました。
もちろん、小型といえどパネルなので、設置する場所の安全性や景観などの課題はありますが、少しでも使う電力を創出する方向性は目指していきたいところです。
そして、こうした商品の生産や設置施工の部分は、区内事業者の方たちのノウハウ・知見を活かせる部分も多いにあるので、協働することで地域経済にも寄与する、かと。
「環境と経済」目的の同時達成をするためには、いま、区では「経済」の部分が弱いので、そちらからの観点で質疑を展開する予定です。