学校の机に設置されたパーティションのこと | 佐藤美樹(さとうみき)のサトミキ☆ブログ

学校の机に設置されたパーティションのこと

学校が分散登校でなく全員での登校になり2週間経過(小/中学校により差あり)。 

本格再開の前に、教育委員会事務局から全区立小中学校向けに、児童・生徒の机に設置するようにと支給されたパーティション↓


当初、「透明なパーティション等を設置」と聞いていたので、この白いいわゆるプラ板を見たときは「えっ(これはイマイチ)」と思いました。

その後、学校によっては、透明なものに買い換えるところもあり。

↓透明に替えて使用している学校の教室の様子

娘の学校でも、図工の先生が顔の表情がなるべく見えるよう透明シートを貼り合わせた独自のものを作ったり、また、生徒数の割に狭めな教室を使用している学年にはやはり透明なものに入れ替えをしたりしています。

↓一部を透明シートで貼り合わせたお手製のパーティション



子どもたちは、毎日これに囲まれて学校生活を送るわけですから、当然ですが、少しでも閉塞感がなく、また、先生とのface to faceの意義である表情の読み取りに支障のないものにしてほしいですし、そういう検討はあった上であのプラ板だったのか? 単に42000名という児童数分用意するのに時間的な制約もあり今回はあれになったのか?
意思決定プロセスを担当課長に聞いてみました。
併せて、いま、学校によっては、透明なものに入れ替えがなされており、その場合プラ板はただのゴミになるので、それを何か引き取ってリサイクルするのかも聞いてみたところ。。。

所管課長からは、「大量のロット用意するのにあれ(白のプラ板)しかなかった」ではなく、
いろんな種類を検討した上で、「あれがいいと思ったので」と。
「あれがいいと思って」というのは、ほんとうに驚きます。

さらに驚くことに、私が、子ども・先生間の表情のよみとりや閉塞感といった不評の声を伝えると、「別に区教委として、あれを『使わなきゃダメ』と強制したものではない」と「使う使わないは、学校の裁量に任せている」と。

区教委から全校宛に支給しておいて、「強制するものではない」
「使う使わないは学校判断で」とは、無責任ですし、現場を無駄に混乱させます。
実際すでに支給済み(一部はただの無駄というかゴミ)なので、もはや仕方ない部分はありますが、コロナ対応も長期化する中で、次に買い替えるようなタイミングには、「透明などで閉塞感なく表情見える素材」を検討してほしいと言って、やりとりを切り上げました。

残念ながら昨日、区内小学校の生徒1名に陽性患者が出たと報告あり。
当該学校では、机のパーティションについてどう運用していたか(白or透明、給食時のみor常時)、わかりませんが、これが本当に感染防止になっているのか?どうかも、今後検証してほしいところです。