世田谷区の子ども関係のコロナ対策について
新型コロナウィルスにより、保育園・幼稚園と小中学校の休園・休校について、これまでもさまざまブログにかいてきました。
特に、休校中の学習期間の補完としてのITC活用の部分。
もともとオンライン授業を実施できる環境にあった熊本市のようにはできないのは仕方ないにしても、
もう少しできるのでは?!と周りの保護者からも多くの声が寄せられてきています。
現行、世田谷区が通常の学校の授業の代わりに提供しているものとしては、
各学校経由の課題プリントと、せたがやスタディtv(動画。但し小学校5年生以上のみ対象)、せたがや学びチャンネル(全学年対象だけれど、教科書に沿っている内容でなく、申し訳ないけれどかなりアドホックな感じの内容)。
※せたがや学びチャンネル(Youtube):https://www.youtube.com/playlist?list=PL1O_I1MUHTIYpriqL3GN7cBOVpmcvLBd4
課題プリントは、子どもだけで進められる内容ではないものもあり(科目、学年にもよりますが)、
親がついてみられる状況でないと厳しいので、共働きの親など、家庭によって差がでてくると思います。
未就学児にむけての政策では、乳幼児の3,4か月健診など集団検診について、調布市や板橋区では、早い段階で集団検診における感染リスクやそれを懸念しての健診控えに対応すべく個別健診を導入。
この点については、3月半ばの区議会予算委員会で、私からも取り上げたのですが(その時は個別健診を導入している自治体はまだなかったので、そういう案ではなく、健診期間の延長を提案)、区としては「検討します」のみ。
個別健診を導入する自治体が都内・外でも増えてきたので、つい先日も、健康推進課にはこの点について問い合わせましたが、個別健診をした場合の感染リスク(小児科など個々の医療機関で健診を受けることになるので)など「やらない理由」をいくつかあげられました。
3月頃の感染拡大時から時折思うのですが、「子ども子育て応援都市」を掲げるわりに
世田谷区のコロナ対策において、子ども・子育て支援政策では、他自治体に先んじての取組や独自の策が無いように思います(人口規模が大きいことがハードルになっている部分もあるのでしょうが・・・)。
来月2日から始まる区議会定例会においては、コロナ対策で見えてきた子ども政策における区の課題を多く取り上げたいと思います。