希望丘小学校など体育館の耐震診断について
生徒数増加→教室数の不足をうけて、去年秋より増築棟整備を検討してきた区立希望丘小学校。
区から急きょ「とにかく再来年には教室数が足りない、入らないので、増築棟を」という説明に対し、
かねてより生徒数増加を指摘していた地域の方たちからは、「場当たり的」という声もありました。
私からも、増築棟により狭くなる校庭面積に対し、同じ敷地内にある区立公園用地の取得、あるいは活用というテーマを区議会本会議で取り上げてきました。
※29年11月28日本会議にて(質問者:佐藤美樹のところ):http://kugi.city.setagaya.tokyo.jp/voices/
この増築棟整備に際し、既存体育館と校舎の耐震診断を行ったところ、
実は、耐震診断のIs値が非常に低いことが判明。
Is値は、校舎棟が一番低いもので0.4、体育館が0.1だったと衝撃的な報告が先月下旬にされました。
体育館は急きょ4月末をもって使用中止。
今後の方針(体育館を建て替えるのか?耐震補強の改修工事で済ませるのか?等)を定めるどころでない混乱した状況になり、そもそもなぜ「実はIS値が低かった」というようなことになるのか?という原因・背景について1か月ほどかかってやっと区が示してきました。
論点としては2つあって、1つは体育館屋根の診断の問題。
希望小などH7,8あたりで耐震診断を行った小中学校については、当時、体育館の屋根の「剛性」についてみてこなかったということ。
もう1つは、耐震診断方法(2次診断法/3次診断法)の違いによるもの。
普通に考えたら、2次診断法よりもより細かく複雑な形状でも測れる3次診断法のほうが正確なんだろうと思われますが、当時3次診断法で行った際の数値より、2次診断法でやると「低い数値がでた」と。
※耐震診断方法について:http://www.taishin-jsda.jp/seismic.html
同様の条件(H7,8年頃に3次診断法)による耐震診断結果をもっている公共施設としては、小中学校28校※、
小学校以外に職員厚生会館、ものづくり学校があることがわかりました。
※同じ条件につき耐震診断見直し対象となっている小中学校リスト↓
昨日・一昨日の常任委員会では、これらの公共施設に対して、1年内に3クールほどにわけてとにかく耐震診断を実施すると。
体育館については、希望丘小のように低い数値が出たら、同じく使用中止も視野にいれてやっていくと。
そもそも2次診断法と3次診断法というような診断法の違いでなぜそこまで数値に乖離が生じるのか?
なぜ屋根の硬さ(剛性)は確認しなかったのか??
診断方法による低い数値という話なら世田谷に限った話ではないので、他はどうなのか??等々不明・不可解な点だらけです。
耐震数値の問題は、希望丘小に限った話ではなくなってきていますが、とりあえず、希望小については増築棟整備に加えて突如発生した体育館と既存校舎の耐震問題をどうやりくりしていくか、落としどころを早期に見出していかないと、と思います。
