(仮称)子どもの近くで働くことができるワークスペース補助事業について
29年度(前年度)から、「多様な働き方」に対応できるような子育て支援の施策として
子ども見守り付きワークスペース事業を区側が立案していました。
三茶のNTTビルを借り上げて、現在産業振興系の部署・機能が入っている東海ビルから移転させて
整備するような計画があって、その中にこのワークスペースも新規事業で入る方向でした。
・・が、三茶の新ビル整備自体がなくなったこともあり、頓挫。
この事業自体も、「子どもの見守りというのは保育の一環なのか?そうであれば質の担保は?」だの
「民業圧迫」だの結構反論が多く。
今回、1年経て、改めて「ひろば型」と「一般型」の2類型でそれぞれ2か所(計4か所)の整備をしたいとして
区側より説明がありました。
私は、去年の時もそうでしたが「フルタイムでない働き方を支える」支援はとても重要だとして
当該事業には賛成の立場。
娘が小さいころは、よくそばで遊んでられるような場所を選んで合間時間で作業もしてきたし、区内にある民間の託児付きコワーキングスペースを利用したこともあります。
ただ、今年もまた先日の福祉委員会ではネガティブな意見が多く・・。
「子どもを隣の部屋などでみてもらっていて働くのであれば、単に一時預かり施設を増やせばいいのでは?」とか
「ワークスペース」ていうけれど、「ワークの定義はあるのか?」とか、、。
「こういう施策に税金投入するなら保育園作るほうが重要」ていう意見まででていました。
保育園入るにはフルタイムでないと入れないわけですから、この事業と保育園事業は対照が異なるものなのに・・。
フルタイムじゃないけれど何かしら仕事したい・すきま時間に復職や起業準備したいというニーズがどれだけあるか、その辺の実態を議会ももっとみるべきではないかな、と思います。
一方、確かに、2つの類型で展開するので、その制度設計の違い――ひろば型は子育て支援の色が強く、一般型は就労支援の色が強い、といった趣旨や対象を明確にすることや、これらの事業によるメリットを何かしら見える化すること(保育園の入園申込者の減や、就労・起業の数など)も政策評価として大事だと思います。
ヤジが飛んできそうですが、次の本会議と予算会議でこのテーマは取り上げます。