「カラスによる被害・迷惑の改善を求める陳情」のその後 | 佐藤美樹(さとうみき)のサトミキ☆ブログ

「カラスによる被害・迷惑の改善を求める陳情」のその後

先日、弦巻の住民の方々から、カラスによる様々な被害・迷惑を改善してほしいとして陳情があり、エネルギー環境委員会で審査されました。

このカラス被害の背景には、この地域にカラスに餌やりをしている個人宅があるとのこと。
よって、陳情項目としては、この個人宅に「餌やりをやめるよう」区に働きかけてもらうことなどが上がっていました(他にも、この家が所有する大木が6mにも達し伸び放題なので剪定することも区から要請してほしい、という項目も)。

区側は、この件については、すでに関係所管(環境保全課、支所の地域振興課、保健所生活福祉課)で何度かこの個人宅に出向き、カラスへのえさやりをやめてもらうよう説明・要請をしてきているとのこと。

区ですでに対応中ということもあって、委員会でのこの件の取り扱いは「継続」審査ということになりましたが、その後どうなったか・・というあたりを調べてみました。
区が最初にこのお宅を訪問した際に、カラスへのえさやりについて、「冬場しかやっていない」といわれたそうですが、つい数日前にまた訪問した際についに「(冬場についても)カラスに餌を与えない」ということで合意が得られたそうです。

陳情を出された方ともお話したところ、「このまま冬になっても餌やりを復活させないでほしい」と、ようやく、もしかした改善がみられるかもしれないことに期待をしているようでした。

先の委員会では、カラス被害について条例を制定することについても議論がなされました。

大阪の箕面市では、カラス被害対策として条例を制定しており、その中でカラス被害につながる行為について罰則も設けているとのこと。
※箕面市カラス被害の防止および生活環境を守る条例:http://goo.gl/B7PwTq
箕面市のホームページを見ると、年月をかけて、カラス被害をなくすべくさまざま取組がなされてきた様子がわかります。
※箕面市桜井地域のカラス被害はついに終息!:http://goo.gl/E2ZJd4

しかし、今回のケースは、箕面市のケースとは異なり、「カラスに餌をあげている個人宅」という要因があるので、やはり区の職員の方たちがアプローチし粘り強く説得をしていくという手段が重要になってくるように思います。

冬場にかけて、また餌やりが復活しないか?剪定の問題含め近隣の環境を悪化させるような状況が改善されていくか、折を見て現場を訪れ状況確認し続けたいと思います。

※ちなみに、この委員会審査では、陳情者の趣旨説明→区による説明→各会派の意見という通常の流れの中で、自分は意見を言うタイミングを逸しました。
「継続」審査を主張しようと考えていましたが、すでに多くの会派が継続を主張(継続7人、趣旨採択2人)していたからか、「意見いわなくてもいいんだから」「もう採決しちゃっていいよ」という声も上がっており、自分ともう1人の区議が意見を言っていませんでしたが、そのまま採決に入る流れになり・・。
採決では委員長により「意見が割れているようですので、本日のところは『継続』とすることにご異議ございませんか」とあって「異議なし」を主張しました。

このこと(意見を言わなかったこと)をもって、「佐藤美樹区議は態度表明しなかった」とブログに書かれた区議がいますが(この委員会の副委員長でもある人で)、採決での態度は表明しているので、「態度表明しなかった」ということではありません(この場をかりて)