世田谷区の人口動態と保育施策 | 佐藤美樹(さとうみき)のサトミキ☆ブログ

世田谷区の人口動態と保育施策

昨日の一般質問で、世田谷の人口動態と行政サービスの在り方~特に保育施策の進め方あたりを取り上げました。

今回、改めて人口推計や人口動態をいろいろ分析しましたが、世田谷はほんとにいわゆる団塊ジュニアといわれる層の40歳前後の年齢人口が突出していることが人口ピラミッドを見るよよくわかります↓



「子どもの数が増えている」背景に、この子どもを産む年齢にある層のろ転入による要因があるという話と、このような外部要因は区の努力でコントロールできるわけでない(転入制限をできるわけがないので)ので、保育ニーズについても柔軟・機動性ある手法がこれまで以上に求められている、という論点展開をしました。

本会議での区の答弁を聞いていて、とかく「子ども子育て部会の議論をふまえつつ」と出てくるのですが(これは自分への答弁と限らずだけれど)、
なんとなく言い訳というか、部会のお墨付きが必要なのかな?とともとれ、なんとも歯がゆく感じました。

同じく二言目には出てくるのは「保育の質を保ちつつ・・」という決まり文句。
現場で働いている保育士さんたちはどうやって子どもを安全に受け入れられるか、育ちを支えられるかを本当に日々相当の覚悟でやっていると思うので、それを「保育の質」て言葉でくくられることにどうも違和感を感じます。

これだけ待機児が増えてきて、もはや国有地とか更地からハコを作るのは限界になりつつある中で、既存物件を活用して0-2歳だけでも受け入れられるような規模のものでいいから、とにかく早く整備をする。
いまは緊急事態である、という危機感をまず区行政には持って頂きたいところです。