区のひとり親支援について思うこと② | 佐藤美樹(さとうみき)のサトミキ☆ブログ

区のひとり親支援について思うこと②

前回ブログで、区のひとり親支援のうち子育て支援(家事支援)について
「なぜひとり親になって2年の間だけ?」
「なぜ小学校3年生まで?!」といった点を書きました。

ひとり親で子どもを育ている家庭にむけての支援のうち、今回は就学援助について書きます。

ひとり親で2人のこどもを育てている友人から「ウチは、所得では就学援助の対象なのに、私立に入れているから対象外なんだよね」という話を聞き、いろいろ調べてみました。

就学援助は、基本的に所得を基準に対象を設定した制度。
※世田谷区の就学援助(25年度)
http://goo.gl/daFh04

上記「就学援助のお知らせ」にあるように、生活保護をうけていたり支給対象基準額以下の世帯所得であれば受けられます。
ひとり親の家庭では、就学援助の対象になることも多いと思われますが、対象要件には「私立学校に在籍しているお子様は対象外となります」と小さく書かれています。
ゆえに、友人家庭の場合、所得でみたら就学援助を受けられるのに対象外となっているという・・。

区では、なるべく区立の小中学校に通ってほしいわけだから私立は対象外となるのか?!
あるいは「私立に行けるぐらいならそれなりに所得があるだろう」という根拠なのか?!
一理あるように思いますが、一方で小中学生になる前の幼稚園時代(あるいは保育園時代)では区立・私立を問わず何らかの公的援助がある(認可保育所だと区立・私立問わず所得に応じた保育料)ことを考えると、妥当と言い切れるのか?!疑問です。
※世田谷区・私立幼稚園保護者向け補助金:http://goo.gl/21zDwk

この就学援助は学童保育の利用料減免の対象とも連動しています。
すなわち、就学援助の対象外となっている場合にはここでも利用料減免を受けられないことにります。
※学童保育の利用料減免について:
http://goo.gl/aKdPSZ

先に書いた友人は「就学援助の対象となりうる所得なので、せめて学童だけでも無料にしてほしい・・」と。
私立・公立で就学援助対象をわけるところについてもそうですが、
「ひとり親支援の一環」という視点で、この辺の就学・学童保育援助について見直すべきではと思います。