親が学び伝える学習プログラムについて | 佐藤美樹(さとうみき)のサトミキ☆ブログ

親が学び伝える学習プログラムについて

成育の先生がかねてより、児童虐待防止の観点からの産後2週間・4週間のタイミングの母親のケア・リスク把握の重要性を提唱してきて、
自分も去年定例会にて、このトピックスについて取り上げるなどしてきました。
※23年第4定例会・佐藤質問; http://p.tl/ek5b

今回、成育の先生方で、こうした産後のお母さん側のケア・リスク把握のパイロットスタディをされるのにあたり、区でも何か連携できないかということで、区の関係所管の方々との意見交換の場を設定しました。

実際にこのパイロットスタディ自体は、成育の病院にかかっている妊産婦さんのみ対象にやるということで区では何か調査協力などの連携はなし、という話になりましたが、
児童虐待防止の取り組みの1つである「介入プログラム」については、ミーティングの場でも様々意見がでました。

ここでの「介入プログラム」というのは、いわゆる児相などの介入などではなくて、児童虐待リスクが見受けられた場合に、その保護者に対して提供する学習プログラムのこと。
「親を学び伝える学習プログラム」というプログラムで、成育の臨床心理士の先生方でもこれから、院内でのカウンセリングなどを通じて用いて行くそうです。

※「親を学び伝える学習プログラム」(富山県教育委員会):http://www.pref.toyama.jp/sections/3009/hp/program.pdf

実際にこのミーティング後、
同じ日に成育で出産したママ友と一緒にプログラムにあるエピソードを実施してみました。

0歳児対象のものは、2章のエピソード1・2で、どれも、「赤ちゃんの気持ちになってみる」ために動作をまねたり、赤ちゃんの心理を想像したりという内容です。

一緒に二子玉にあるカフェで食事をしていて、
いつものように、娘たちが机を叩いたりものを落としたりして騒ぎ始めたところで、
その動作をまずは真似て見ました(「アー」て叫んだら、同じく叫んだり・・。もちろんお店に迷惑のかからない範囲で、ですが)。
そうすると、ギャング化していた動作が止まり、不思議そうにこちらの顔を眺めるという
反応がかえってきました。
時には、マネされたことでさらにギャングっぷりな反応のときもありましたが、
だいたいは「あれ?」という停止反応でした。

(外で試してみていたせいですが)周囲を気にしなければならないストレスには変わりないですが、
なんとなく気が楽になる部分もあるように思いました。
折を見てまた何人かで実践してみようと思います。