こころの健康について | 佐藤美樹(さとうみき)のサトミキ☆ブログ

こころの健康について

アメリカ留学時代の親友が一時帰国するというので、昨日5年ぶりにあってきました。
彼女の今回の帰国理由はお母さんの病気ーうつ病になってしまったとのことで、病院選びなど今後の事を決めるための帰国でした。
神戸在住で、とてもパワフルな「関西のおばちゃん」という感じの人だっただけに
「うつ病になった」と聞いてもにわか信じられず。

友人の帰国理由を聞いてから、「こころの病気・ケア」といったトピックスでいろいろと
情報収集をしてきました。
この話を周りにすると「自分も姉がうつ病になったことがある」とか「同僚が」というように返ってきて
やはり、「こころの病」は確実にいまの世の中で増えていることを実感します。

先日、区議会にも、『こころの健康を守り推進する基本法(仮称)』法制化への意見書を求める
陳情があがってきて→福祉保健委員会で審議され趣旨採択されました。
これは、一昨年に、こころの健康についてその家族・当事者・学識経験者などで設立された「こころの健康政策構想会議」がまとめた提言書の中で、法制化についてももとめてきたもの。
※こころの健康政策構想会議:http://www.cocoroseisaku.org/aboutk.html
この構想会議は、精神疾患患者とその取り巻く環境について立ち遅れてきた日本社会に対して
さまざまな基盤・法整備を提言しています。

友人の母の話を聞いていてもそうですが、
まだまだ病院など医療機関等の体制も少ない(特に地方)し周囲には偏見・差別多いのが実態です。
日本では毎年3万人以上の人が自殺によって命を落としているともいわれていて、
「こころの健康」について自治体単位でもピッチをあげて取組まなければならないと思います。

余談ですが、マンガ「ツレがうつになりまして」を、
たまたま経堂ソーシャルエナジーカフェに立ち寄った際に貸していただいて読んだのですが、
こうしたマンガ・映画などによって、こころの病とはどういうものか・その取り巻く環境などを
知ってもらうのも、偏見や差別解消につながるように思います。
(さらにいうと、この漫画自体が明るく書かれていて読みやすかったです)
※ツレがうつになりまして:http://www.tsureutsu.jp/index.html