2回目の胚盤胞移植について書きたいと思います。
前回は着床すらしていませんでしたので、そのまま2回目の移植へと移行しました。
子宮鏡を施行すると着床率がupするというデータがあるそうで、今回は子宮鏡も行いました。
子宮内膜に炎症がある場合、それも着床の妨げになるため、確認しましょうとのことでした。
月経終了の数日後に施行しましたが、特に内膜に炎症はなく綺麗な状態とのことでした。
前回同様、ホルモン補充周期で移植を行いました。
移植した胚盤胞は、6日目の5ABです。5AAのものよりも充実成分がしっかりしていることから成功率が高いと判断されたようです。
1週間後、hcg70.2と妊娠反応陽性の結果でした。3w5dにあたります。
治療を始めて初めての陽性、震えながら夫にすぐ電話をしました。
15%は流産の可能性があることの説明も受けていましたし、友人でも流産は何人か見てきました。
それでも、初めて着床したという事実は、希望の光でした。
祈るような気持ちで過ごした2週間後、胎嚢確認はできませんでした。
hcgは650と上がっているため、また1週間後に受診とのことでした。
ネットで同じような境遇の人をたくさん検索しましたが、不妊治療のように正確な週数がわかっている人にとっては、この段階で胎嚢確認できなかったことやこの数値は絶望的であることがわかりました。
1週間後、たまたま旅行に行こうとお休みをとっていたため、夫婦で受診しました。
hcgは1000と微増、エコーでは変性した胎嚢のような高エコーのものが見えるのみ、という結果でした。
もう少し様子を見ましょうかと、こちらの心情に寄り添ってくれようとしてくれましたが、望みを持つことの辛さ、子宮外妊娠の可能性も否めないことから、ホルモン剤をやめるという選択をしました。
たまたまでしたが、この日夫がいてくれて本当に心強かったです。
2日後に出血があり、3日後に塊が排出されました。
1週間後のhcgは下がっており、子宮外妊娠の可能性は否定され、少しほっとしたように記憶しています。
さらに1周期見送ってから不妊治療再開の方針となりました。
夫はとても悲しそうでした。
もちろん、私もとても悲しかったです。
でも、こうして一度でも着床してくれたこと、そしてこの辛さや悲しみを家族と共有できたことは、私にとっては希望の光でもありました。