2回目の採卵周期について書きたいと思います。

 

化学流産後から1周期あけての治療再開は、とても長く感じました。

流産の悲しみに加え、1周期何もできないことはもどかしく、辛い時間でした。

 

治療再開にあたりしたことは、まず方針確認です。

今残っている1個の胚盤胞を移植するか、再度採卵を行うか。

子供はできたら3人欲しいと考えていましたので、迷わず採卵を行いたいと伝えました。

 

前回たくさん卵胞を育てて採卵を行うも、あまり良質な胚盤胞を得ることができなかったため、

今回はmildな刺激法に変えて、数を抑えて良質な胚を得ましょうというような方針となりました。

具体的にはクロミッド1錠を毎日内服し、途中からuFSH注射を隔日で行うというものです。

精液検査も問題ない場合は体外受精にしますかと聞かれたので、そうしてくださいとお伝えしました。

 

結果、4個ほどの卵胞が育ちました。

OHSSのリスクも低いことから、採卵前日はより卵の成熟を促せるhcg注射を行いました。

 

当日採卵できた卵は4個、全て体外受精で施行し、うち受精したのは3個。

1個は成長がすぐ停止、2個は5日目で胚盤胞になるもグレードが悪かったため破棄、つまり凍結0個という最悪の結果でした。

 

精液基準はクリアしていたので、全て体外受精しましたと説明されましたが、実は容器破損があり、精液は半分ほど溢れてしまっていたようです。

そうであるならばその説明をしていただき、顕微受精でお願いしたかったなと思いました。

最後まで容器破損の説明がなかったことは非常に残念でした。

 

化学流産から1周期待っての、ようやくの採卵。

私にとっては、一筋の光でした。

お金と時間を失って、痛みだけを与えられ、何一つ前進できなかったことに、これまでにない絶望感を感じていました。