今日は数学の話です。といっても、全然難しくないので、よかったら最後までお付き合いください。

 

先週金曜日、あまりにも暇だったので、YouTubeを何本も見ていました。あなたへのお勧めにある動画を片っ端からクリックしていったのですが、その中にめちゃめちゃ面白い動画がありました。

 

今回の題材の「ルースアーロンペア」。野球がお好きな方ならぴんとくるかもしれませんが、メジャーリーグのホームラン 記録保持者、ベーブ・ルースとハンクアーロンのことです。ベーブ・ルースの障害本塁高714本。この記録は絶対に抜かれないと信じられていました。しかし、ハンクアーロンがこの記録を塗り替えたのです。新記録となる715本目を打った時に、 おそらくアメリカの数学者が、この2つの数字に何か関連はないのか?と調べ始めたそうです。

 

まずは、2つの数字を眺めてみましょう。

 

714

715

 

何の関係もなさそうです。

とりあえず、素因数分解(懐かしい)してみるか

714 = 2 × 3 × 7 × 17

715 = 5 × 11 × 13

 

これも別に関連性はなさそうだ。×を+にしてみるか。

2 +3 +7 +17 = 29

5 +11 +.13 = 29

 

おー、 なんてこった!!

 

こういう数字の組み合わせは他にもあって、

8 = 2 × 2 × 2.2 +2 +2 = 6

9 = 3 × 3、 3 +3 = 6

などなど。

 

ただし、714と715のペアは、

2.3、 5、 7、 11、 13、 17

と、2から17までの素数を重複なく 網羅しています。

うーん、 美しい!!

 

これが何の役に立つの?などと薮な事は聞かないでくださいね。

数学とは元来そういうものですから。

突飛