先週の血液検査で、ワーファリン (W)の 血液サラサラの数値(INR)が1.25とかなり悪かったので、W の量を2.5mg から、3.5mg に増やして1週間様子を見ましょうと言うことになった話を投稿しました。そして昨日の血液検査、INR は、1.66。 少し物足りないけれど、これでしばらく様子を見ましょうと言うことになり、1ヵ月分処方していただきました。

慶応病院は基本院内処方なのですが、私は1回に飲む薬を小分けにする一包化 してほしいので、近所の薬局にお願いしています。その場合、すぐに薬を受け取ることはできず、翌日受け取りに行くことになります。

 

それからもう一つ、私は難病医療券 持っているので、ムコ多糖症 (MPS)に関連する治療の医療費は、毎月一定額を超えると、それ以上はタダになります。

私の上限は5000円。つまり、医療費5000円は自己負担なのですが、その分は障害者医療券 でカバーしています。私が頼んだわけではなく、慶応病院の会計でその ように取り扱ってくれています。障害者医療券 は、魔法の 医療券 と言われるだけあって、保険適用の治療なら全てカバーしてくれます。

 

さて、昨日は診察までに3時間 待たされたのと雨のせいで薬局に着いた時はほぼ真っ暗。急ぎで帰ろうと思って、処方箋とお薬手帳を提出して店を出て歩道を歩いていました。

こんなに暗くても、点字ブロックは見えるもんだなぁと感心しながら歩いていると、後ろから先程の薬局の薬剤師の女性が駆け寄ってきました。

なんだろう?と思って、 立ち止まると、

お薬は先発にしますか、ジェネリックにしますか?」

皆さんご存知とは思いますが、先発とはオリジナル、ジェネリックは成分などが全く同じ後発の薬です。厚労省はジェネリックの使用を推進していますよね。

私が、今頃なんでそんなことを聞くんだろうといぶかしがっていると、その薬剤師さんは、「10月1日から制度が変わって、 先発の薬をお求めの方は お金がかかります。ジェネリックなら無料です。これは、お客様がお持ちの難病医療券 や 障害者医療券 では、カバーされません。」

正直、ジェネリックは嫌 だったのですが、問題は金額です。いくらかかりますか?と それはわかりません。と言う返事。 路上と言うこともあり、金額がわからないのかなあと思ったのですが、この状態でどちらがいいか判断しろと言うのはきついなぁ。と思いながらも、ジェネリックは嫌なので、先発でお願いしますと答えて家に帰りました。

家に着くと薬局から電話があり、料金は990円です。

今日の午前中薬を受け取りに薬局へ行きました。支払いを済ませて、1つの疑問を聞いてみました。この金額はどこから出てきたんだろう?私は医療費の3割負担とか1割負担とかその関連だと思っていたのですが、そういう 単純な回答ではなく、薬剤師さんもよく理解していなかったのか、うまく説明できないようでした。とは言え、言われたまんまの金額を支払って、どういう計算だかわからないのもし障る。そう思っていると、薬剤師さんが、こんな例があります」と話し始めました。

先発で1個100円の薬があります。それがジェネリックで1個60円で販売されているとします。すると差額は100 − 60 = 40円です。その4分の1、10円、患者さんにご負担いただく形になります。 そのような薬が100個あれば1000円支払っていただく計算です。

なるほど、なんでそんな計算をする必要があるのかは分かりませんが、支払い金額の計算式は分かりました。

やっぱり、ジェネリック売れてないんだなぁ。