昨日は、左目のレーザー治療を行ったらちょっとだけ良くなったと言う話を投稿しました。今日はその続きです。

 

3年ほど前に、「網膜色素変性症」と診断されました。これは、現在のところ治療法のない遺伝子病です。とはいっても、多くのこの病気の方は、10歳位までに発症するらしいのですが、私は診断されたのが50代後半。網膜の先生も、純粋な遺伝子の病気ではなく、ムコ多糖症が原因でこの病気になっているのでしょうと説明してくれていました。

 

そんな中、昨年11月の間質性肺炎の検査入院で、肺がボロボロであることがわかり、30mg と言う大量のステロイドを飲むことになりました。退院当初は全く問題がなかったのですが、今年の1月に入り急に目が見えなくなりました。リハビリのPTさんや薬局の薬剤師さんは、「急性緑内障と言うのもあるので、できるだけ早く眼科を受診してください。」と言っていました。もちろんすぐに眼科(角膜外来)を受診。先生は、「緑内障の兆候は全くないですね。ステロイドを飲んでいるので仕方がないですよ。」とおっしゃっていました。

呼吸器内科の先生も、「ステロイドを飲んでいるから仕方がないですね。(精子に関わるので)ステロイドを止めてくれと言われてもやめませんよ。」と言う判断でした。

そこで私が勝手に思ったのは、ステロイドの副作用で網膜か何かに影響が出ているのでは?ステロイドが減れば改善されるのでは?ということでした。

しかし、2月からステロイドは 5mg になったのですが、全く改善しません。一体どういうことなんだ??と頭の中は?だらけ。

 

そして、先週の月曜日。 この日は眼科トリプルヘッダーでした。

9時30分

レーザー治療の 経過観察

10時30分

視野検査(網膜外来)

11時30分

角膜外来。先生はにこやかに、「あら、レーザー治療受けたんですね。」とおっしゃっていました。

14時

網膜外来。 先生は、ステロイドを飲んでいると、白内障の手術をした後のレンズを入れる袋に濁りが出てくることがあります。なので、レーザーで吹き飛ばしますと教えてくれました。

 

そうか。これで全部つながった!!ステロイドを飲み始めて急激に悪くなったこと、ステロイドの量が減っても全然良くならなかったことなどなど。レーザーで汚れを吹き飛ばした(?)ので、少しだけ左目が良くなったのです。これでステロイドはもう気にしなくて良い。 昨年の診察と比べて、視野が少し狭くなっていたのですが、これは網膜色素編成の進行によるものでステロイドとは関係ない。

 

昨日も飲みましたが、ほんのちょっと左目が良くなっただけなのですが、心配事がなくなったというか、網膜色素変性症の進行のみになったので、気分はすっきりしました。

 

さらに、網膜の先生は、慶応病院内に視覚障害者のためにアプリや靴などを紹介する窓口があると教えてくれました。眼科トリプルヘッダーでかなりヘロヘロだったのですが、これは行くしかないとその窓口を訪問しました。この話はまた機会があれば。

 

結局、家に帰ったのは17時過ぎ。 非常に疲れたのは間違いないのですが、収穫の多い1日でした。