知に働けば 角が立つ

情に竿をさせば流される

意地を通せば窮屈だ

とにかく人の世は住みにくいね。

 

これは、夏目漱石の「草枕」の冒頭部分です。私は、この部分が妙に気に入って、高校時代に暗記しました。

そして今も忘れていません。というか、歳をとると、昔覚えたことの方が記憶に残っています。(笑

 

さて、人生後半に向かって、改めてこの言葉の意味を考えてみました。これは真理です。と思いつつ、自分の人生の中で、この3つの文章に当てはまる行動を考えてみました。

 

2番目と3番目はすぐに思いついたのですが、最初の「知 に働けば角が立つ」がどうしても思いつきません。自分が気づかないだけなのかもしれませんが、知 で人を深にさせた事はないかな? 

 

そこで 出てきたのが、先日の川勝知事の会見。多分、見ている人、ほとんどが不快に思ったのではないでしょうか。

改めてになりますが、静岡県庁の新人職員に対して、あなたたちは頭が良い。畑を耕したり、牛の世話をしている人とは違う。その頭の良さで、静岡県を引っ張っていってほしい。簡単に言うとそういうことだと思います。

 

川勝さん、本人は、「切り取りだ!!」と言っていますが、どこをどう切り取っても、差別発言ですよね、これは。 どこをどう切り取っても、文章のままですよね(笑

 

そういえば、ひるおびのゲストの方が、秀逸なコメントを述べられました。「この方、昔から敵を作って、それを貶めるようなことで仲間を増やすんですよね。」なるほど、そういうことか。今回も、農業や酪農に関わる人を挙げて、あなたたちは違うんですよ と言うことを言ってました。そういうやり方って、結局実力がないからなんでしょうねと思ってしまいます。

 

さて、前段が長くなりすぎましたが(笑私が怒っていること。リニアモーターカーの27年解説をJR東海が無理だと言いました。これも、川勝知事が強硬に反対したためです。水問題はわかりますよ。JR東海本 それなりに解決策を出しているので、そこを評価してもいいんじゃないかなぁと思います。

リニアモーターカーは、私が小学校の頃に、「夢の超特急」と言われていました。自分が生きているうちには乗れないんだろうなぁと思っていたら、 2027年開通予定。あと3年後です。だったら何とか行けそうと思い始めていた矢先にJR東海の断念報道。こりゃ無理だ!!

 

前にも述べましたが、 日本のムコ多糖症 患者で、60を超えている人は数名。私もいつまで生きられるかわからない。そんな中で、2027年にリアモーターカー開通となれば、 あと3年頑張れば何とか行けると思うのは自然でしょう。しかし、その夢もついえた。2028年ならまだ行けるかなと思いつつ、やっぱり厳しいなぁ。

 

やっぱりひるおびですが、コメンテーターの方が、良いことを言っていました。「 川勝さん、ただ先延ばしをしただけで、何の解決にもなっていないんですよね。それで、自分は一定の成果を収めたから、知事を途中で辞めると言うのはどうかなぁ」

 

皆さん、どう思いますか?