昨日、日本共産党浜脇後援会で「標的の村」の上映会を行った。
小さな会場でこじんまりと・・・。
13人が小さなテレビ画面にくぎ付けに。
私は2回目だが、それでも「なんで沖縄高江地区の方々がこんな目に合わなければならないのか」
「国の法律は無視され、地方自治体の権限まで国の権力によって踏みつぶされている」
「ゆたかな自然の中で農業をし、子どもを育てるという、当たり前の生活が同じ国の権力者によって奪われてる現状」に、映画をご覧になった方々は涙を流していた。
ただ、悔しいのだ。
今朝のしんぶん赤旗1面には、この高江にオスプレイ離発着基地ヘリパッドを建設するために、神奈川や大阪等5府県から500名を超す機動隊が集結し、建設に反対する地元住民をごぼう抜きで排除する写真が大きく掲載されていた。
集められた機動隊員はリゾートホテルに宿泊し、その費用は国家予算でまかなわれているという。
私の納めた税金が、ただ自然豊かな村で暮らしたいという願いを引きちぎっていくことに憤りを覚える。
私の中で沖縄は特別の地域だ。
アジア太平洋戦争の末期、日本で唯一地上戦となり、県民の4人に一人が亡くなった。
なかには、日本軍によって命を奪われた方も数知れない。
戦争後も、島の重要部分を米軍の基地に取られ、事件が相次いでいる。
戦争は終わっていない!と思う。
その延長線上にあるのが、辺野古新基地建設や高江のヘリパッド建設の強行だ。
沖縄の人々に国の法律は生きているのか?
沖縄の人々に人権は保障されているのか?
私に何ができるのかと、歯ぎしりする思いが募る。
せめて、「標的の村」を一人でも多くの方に見てもらい、沖縄の実相を知ってもらうことからかなと思う。