女性は子どもを産む機械か? | 上田さち子とコーヒータイム

上田さち子とコーヒータイム

日本共産党西宮市議を8期30年の経験を生かし、4月の西宮市長選挙に「チェンジ!いきいき西宮市民の会」の代表幹事として立候補予定。女性の視点で市政をチェンジ!憲法を市政のすみずみに生かすことが信条。粉もん大好きで4人の孫たちに日々いやされています。

何とも、いつの時代の人かと思ってしまう。


しかも教育者!


中学校の全校集会で「今から日本の将来にとって、とても大事な話をします」と、大阪市立茨田北中学校の寺井寿男校長が切り出した。


「女性にとって最も大切なことは、子どもを二人以上生むことです。これは仕事でキャリアを積むこと以上に価値があります」


「子どもが生まれなくなると、日本の国が亡くなってしまう」


「子育てのあと、大学で学び医師や弁護士、学校の先生、看護師などの専門職につけば良いのです」と発言したという。


女性は、まるで子供を産みさえすりゃーいいという発想に驚きを禁じ得ない。


時あたかも、「保育所落ちた、日本死ね!」のツイッターに多くの共感があり、国会前で、「私も保育園に入れなかった」と、多くのお母さんたちがスタンディング。


この背景には、アベノミクスでくらしが壊され、女性も働かざるを得ない状況が広がっていること。


それ以上に、人間として社会にかかわり、経済的に自立したい・・・・などの思いが多くの女性に共有されてきていることがうかがえる。


私自身、大手化学メーカーに勤めているときに結婚し、子どもを二人出産して働き続けた。


会社で初めての産休取得者、育児時間取得者で、それはそれは風当たりが強く、「退職強要」まで受けた経験がある。


それでも働き続けたのは、もちろん経済的な問題もあったが、男女平等の社会こそという思いが強かったから。


今では、結婚しても働き続け、出産後も働き続ける女性が増え続けている。


女性の人権を蔑視する根強い「男社会」の考え方を、あらためて見る思いがした。


一億総活躍社会、女性活躍大臣なんぞ、名前はどうでもいいが、もっともっと女性の地位向上を、当たり前にとらえる社会にならないものかと歯がゆい。


せっかく保育所に入所できても、病気になって休まなければならないことがしばしば。


安心して産み、育てられる環境こそ整えるのが先でしょう!安倍さん。


ちなみに夫は、またまた突発疹で保育園を休まなければならない孫守りに、昨日から長野へ行っている。


母ちゃんは学年末の修了式や卒業式で、絶対休めない!ので。


助っ人がいない人はどうすればいいのかねぇ。安倍さん!